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六甲山全山縦走(1978年11月)

はじめに

大学院修士課程1年生の時に
六甲山全山縦走が行われていることを知り
院生数名で参加することになった。

準備

六甲山登山のガイドブックを購入して読むと

六甲山を侮ってはいけない。
六甲山でさえ毎年遭難者が出ている

いざというときのために
毛布・ライト・非常食・飲料水・雨合羽・・・
をリュックに詰めて登山すべし

と書かれている。

友人とリュック他、必要なものを買い揃え、
万全の体制で臨む。

須磨浦公園駅

始発電車で須磨浦公園駅に到着すると
真っ暗な中、すでに大勢の登山客がいた。
みな、軽装だ。
ウエストポーチだけの人もいる。

私と友人は、
ゆうに20kgを超えるリュックをしょっている。
重装備すぎたか?

駅から旗振山までは、
一人分しかない幅の道に登山者が数珠つなぎになっている。
自分のペースで登ることは不可能。
全体の登山速度に合わせて足を運ぶしかない。
階段になるとすべての段に人がいるような状態なのだ。
これはおどろき!

横尾山まで来ると人と人との間隔が少し開いてきた
横尾山から景色が一変する

https://yamaaruki-navi.com/rokkozyuuso2018-1/より

山肌がむき出しの尾根を歩く。
所々につかまるためのロープが張ってあるのがありがたい
登山をしているという気分になる

舗装道路

急峻な道を歩いて登っていくと・・・
突然舗装道路に出た!

ここから最後のチェックポイントまで
ずっと舗装道路を歩いて行くことになる。

当然ながら
沿道には飲食店がいくらでもある
サンテレビの放送車が走っている
チェックポイントごとに
有志の炊き出しなどもある

途中
「最初の参加者が8時間でゴールした。
折り返して須磨浦公園に向かった」
とアナウンスがあった。

最終チェックポイント

午後3時。
舗装道路から細い山道に変わるところに看板
「ここから先は終点までおよそ3時間かかります。
途中でふもとに降りるルートはありません。」

もちろん本ルートに入る。
あとで聞いた話しだが、チェックポイントに午後5時に到着しないと
強制的に下山させられたようだ。

急な下りが延々とつづく。

とつぜん、ふもとの街の明かりが見えた。
ゴールの宝塚だ!

ゴールしたら、表彰状と盾をもらった。

翌日

翌日、大学の階段が普通に上れない。
カニ歩きで上り下りする。

気がつくと、全山縦走に参加した
学生はみなカニ歩き。

重装備と最後の下りでみな、膝が笑っていた。

おわりに

秘書さんが山登りが趣味なので
六甲山全山縦走の話になり
noteすることにした。

今年で50回。
全山縦走は未だ続いている。


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YANO Tomoaki@
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