日本機械学会年次大会2023先端技術フォーラム「人工筋肉の開発最前線」(2023年9月5日)
はじめに
日本機械学会年次大会は、会期を通して部門ごとに同じ部屋が割り当てられる。機素潤滑設計部門は、毎年「卒研コンテスト」「基調講演」「先端技術フォーラムかワークショップ」を担当する。
会期中に、機素潤滑設計部門の運営委員会およびその下にある「アクチュエータシステム」などの技術企画委員会を開催する。
本noteは、そのうちの先端技術フォーラムの内容
先端技術フォーラム「人工筋肉の開発最前線」[機素潤滑設計部門,ロボティクス・メカトロニクス部門]
2023年9月5日(火) 13:00 〜 15:00 Room 19 (1号館240室)
基調講演に引き続き、「ソフトアクチュエータ」関連の講演
13:00-13:30「釣糸人工筋の制御と応用」
釜道 紀浩(東京電機大学)
釣り糸の強度が非常に強いことに着目し、釣り糸で人工筋肉を作成した。
強度や特性を計測した
13:30-14:00「水の電気分解/合成を用いた電気駆動細径McKibben型人工筋肉」
難波江 裕之(東京工業大学)
今回は、ソフトアクチュエータの圧力駆動源に
水の電気分解を用いたという話
14:00-14:30「ポリイミドフィルムを用いた収縮型人工筋肉の紹介」
山口 大介(岡山大学)
JAXAイノベーションハブ在籍中に、当時埼玉大学在籍の山口先生と共同研究を行っていたので感慨深い
マイナス269度から数百度まで使え、耐環境性能抜群のポリイミドの接着技術を開発し、特殊環境下でも動作可能な空気圧アクチュエータを開発した話
14:30-15:00「伸縮特性を改良した空気圧人工筋肉」
齋藤 直樹(秋田県立大学)
空気圧人工筋肉の伸縮率をはじめとする特性を改善する話
おわりに
午前中の基調講演と合わせて聴講し、ソフトアクチュエータの可能性(構造・材料・編み方・形状など)がまだまだ広がっていることを実感できた講演会だった
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