日本機械学会技術ロードマップ委員会2022年度第1回ワークショップ(2022年7月1日)
はじめに
山崎美稀委員長になって初めての、2050年の未来社会を考えるワークショップ。そのスタート地点となる第1回。
大冨委員長の時にすでに1回行った実績があるが、その時は未来社会を考える立場での参加だった。
今回はファシリテーターとして議論を進める側である。
準備
未来予測手法を実践する場であり、本年度のメインイベント。
SFプロトタイピング手法ではないのは残念だが、フォアキャスティングとバックキャスティングの混在した方式となった。
Slackで事前打合せを重ね、対面方式で行った。
未来予測は、大冨委員長の時も1泊2日を2回行ったように、
本来何日も時間をかけて集中して議論を進めて固めていくのだが
今回は半日で全てをこなすため、
NISTEPが考える2040年の未来像(p.18-21)をたたき台にし、以下の手順で未来予測をすすめることにした
https://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/ST-Foresight-2019-summary.pdf
NISTEPが考える2040年の未来像
進め方
テーマに関連するキーワードを各自5個付箋に記載して貼る
付箋を選んだ理由を説明(各自)
キーワードに期待すること、懸念することを各自3個ずつ記載して貼る
期待・懸念を議論して膨らませる
2050年に実現されている価値を議論する
価値の実現に必要な機能・技術を各自5個ずつ記載して貼る
2050年の社会像を討議する
社会像を実現するための方策を討議する
留意点・懸念点を討議する
発表
4グループに分かれて2050年の未来社会を
成果報告
ワークショップの内容は、2022年8月3日(金)に技術ロードマップ委員会主催の2022年度第1回オンラインセミナーにおける山崎美稀委員長の報告スライドに詳しい
https://www.jsme.or.jp/technology-road-map/uploads/sites/16/2022/08/rm-webinar20220803-1.pdf
成果物
私がファシリテータを務めた「グループB」は、以下のようになった
ワークショップの報告書が、日本機械学会ロードマップ委員会のHPにアップされています
おわりに
今回議論した内容が、そのまま2022年12月23日開催の第2回ワークショップに引き継がれる。
今後が楽しみだ。
日本機械学会ロードマップ委員会で2050年の未来社会を予測する作業は夢があって、何より楽しい。
私は現在、ロードマップ作成のディスカッションに2回参加し、ファシリテーターを1回経験している。
私一人でも進行を行える程度まで、経験を積んで、普及活動をおこなっていきたい