![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90187262/rectangle_large_type_2_3dc98339482130ac2d6fdcf525933b99.jpeg?width=1200)
やんさん家を買う?!前編
電話
10月の中頃、とあるところから電話がかかってきた。
家を売る会社からだった。
以前、ビールを飲みに行ったあと仲間と合流して飲もうとしたときについついアンケートに書いてしまったやつだ。
「家なんて買えませんよ!」というのは簡単だが、社会勉強かなーと思ってスケジュールを確認し、話を聞くことにした。
決して電話をかけてきたのが可愛い声の女の子だからという理由ではないぞ!😁
お店にて
朝早くからの予定となった。
朝ごはんもろくに食べていないし、途中で買いたかったが時間がぎりぎり腹ペコのままお店に着いた。
お店では電話をかけてきてくれた女の子「Yちゃん」が対応してくれた。
(Yちゃんと呼んであげてください!と後のDさんに言われたからそうしている)
まずは「ドリンク飲みますか?」と聞かれたのでアイスコーヒーを頼むと缶コーヒーを出してくれた。
アイスコーヒーを飲みながらYちゃんに確認しながら詳細なアンケートに年収などを記入していく。
と思ったのも束の間、Yちゃんは裏側に消えてゆき、代わりにDさんというイケメン強気な若者が、家を買うことについてのいろいろを説明してくれた。
ものすごい勢いで説明してくれたのだが、要点をまとめるとこうだ。
価値のある家を買った方がいい(利便がいいとか、丈夫な家)
マンションは修繕費がかかるからやめた方がいい(家を売りたい会社の常套句)
そして、自分の場合だとローンが組めるのは79歳までなので残り32年だと言うこと。(79歳までローンって・・・😭)
毎月払えるお金を10万だとすると借りれるのは2900万円ぐらいなんだって。(でも2万ぐらいの補助が付くからオトク!と力説された)
そうすると名古屋の近くは無理で、辺鄙なところしかない。
あと○○という会社が作るような住宅は安いだけあって家の信頼性が低く、住宅ローンの審査が下りないとのこと。
もちろん借家を死ぬまで借りられるわけがない。
できれば自分の家は欲しかった。
ばあちゃんが言ってた。
「家があればなんとかなる」
ずっと借家で住むのは確かに不安だらけだし、おそらく無理だろう。
大垣の実家はあるけど、どうにも不便だし、冬は激寒で夏は死ぬほど暑い。
快適には程遠い。リフォームするとかのお金もないな。
結局のところ、手遅れなんだなーということを実感した。
普通の人は若いうちに結婚して2人でローンを支払っていくんだよね。
若いうちなら普通に収入があれば審査も下りやすい。
そんな普通のことが自分にはできなかったんだなぁって。
家を提案される
結局、無理なんでしょ?そう思ったのに10枚ほどの物件の資料を持ってくる。
でも、これもあれも格安住宅なのでダメですと言って残ったのは2枚だけ。
それが北区の駅から離れたところや、清須市の工場のすぐそばとかの資料だった。
これが自分の限界かーと思ってしまう。
勉強になったな。お腹も空いたし、今日は帰ろうかなとすると
「見に行きませんか?」とのこと。
「いや、考えさせて!」
(79歳までローンとかねぇ・・・怖いじゃない!)
(一度、冷静になろうじゃないか!)
「何を考えるんですか?まずは見てみないと。そしてそれからいろいろクリアしていかないといけないですから、考えて何か変わるんですか?」
Dさんの勢いが凄い。若いのに結婚して家も建てたらしい。
学校を辞め、親に苦労をかけて大検を受けて今の地位についたらしい。
「考えてみてください!もし2900万円なんて借りられないはずの人が借りられたとしたら・・・それって夢があると思いません?」
(夢あるのかもな・・・)
自分とは違う磨かれた営業トーク力に圧倒されてしまった。😲
ということで観念して家を見に行くことにした。
運転するのはYちゃんらしい。
それはちょっといいなと思ってしまった。🤣
続く
いいなと思ったら応援しよう!
![やん(矢野達也)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146859044/profile_09bb5a9dbab6a8fed24655c07973f8e4.jpg?width=600&crop=1:1,smart)