興味の枠を広げる混ざったリコメンド
今週のNewsPicksの特集が音楽の話で、あれこれと読んでいるうちにLemonのMVの再生回数が2億を越えていると知った。
そんな話を聞くとグローバルの再生回数の状況が気になってきたので調べると、最も再生されている動画は50億回を越えているらしい。
上位の動画はどれも良く(全てMVだな)、関連する動画を観ているうちに、HIKAKINがSEKAI NO OWARIのセカオワハウスに潜入する動画がリコメンドされて出てきた。
息子がテレビでYouTubeを観るときに利用しているアカウントは自分のと同じものなので、再生履歴にはYouTuberの動画が山ほど蓄積されている。その状態でMVをあれこれ観ているうちに「音楽」と「HIKAKIN」で引っ掛けてきたのだろうか。
この動画内ではHIKAKINとSEKAI NO OWARIが「Rain」のセッションをしていたりして、今度は「Rain」とSEKAI NO OWARIに興味が湧いてきてまた動画をたどる。そこでこの「Rain」が「メアリと魔女の花」の主題歌であったことを思い出したりする。
で、評価が中途半端で観ていなかった「メアリと魔女の花」でも観てみようかなって気分になってくる。
・・・
まあ、ただネット上朝をぶらぶらしているだけなのだが、息子の再生履歴から生まれたリコメンドが混ざることで、何かいつもと違う動きを見せたことが印象的で、自分の興味を拡張されたような気分になった。
ネットに操作されていると言えなくもないが、自分や息子の行動が起点になっているわけで、操作されつつも自分達だけに届く結果でもある。
しかし、リコメンドが他人と混ざるのも結構面白いな。今でも同じような興味を持った人同士のデータからあれこれとリコメンドしてくれているのだろうが、興味が異なる人間が同一アカウントで使っているような動きは見せない。当たり前だけど。
息子が観ている動画は、その多くを自分も一緒に目にしているので、興味がなくても認知はしているし、どんな傾向で息子が動画を観ているのかも知っている。予測はできなくても結果は理解できるってところだ。
今はどのサービスも個人を軸にしたものばかりだけど、いずれはファミリー登録やアカウントをリンクさせたりして、自分へのリコメンドだけでなく、家族や夫婦へのリコメンドしてくれる用にもなるかもな。
。。。嫌がる人も多そうだなあ。
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