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週末のちょっとした幸せの記憶
子どものころ、日曜日の朝に親父の部屋で親父の布団に潜り込み、新聞を一緒に読む(自分が読むのは主に日曜版)のは自分のちょっとした楽しみの一つだった。
今、週末の朝は息子がリビングで寝ている自分の布団に潜り込んでくる。息子の目的はリビングでテレビを観ることだが、自分にとっては週末専用の目覚まし時計のような感じ。
自分は軽く息子と一緒にテレビを見たあと、なんとなく朝飯の準備とかカーテンを開けたりしながらゆっくりと週末の朝が始まる。
子どものころは自分が居心地がいいから親父の部屋に行ってただけだったが、親父側になった今では、目的はどうあれ息子がそそくさと自分の布団に潜り込んでくるのはかわいいし、ちょっと嬉しい。息子ももう小1だから、子どものころの週末の記憶として思い出すようになるだろうか。
そういえば、今日は自分の誕生日だ。42歳になった日の朝にこんな週末の日常にちょっとした幸せを感じられるのは悪くない。