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チェーンブロックは百人力
今、O製茶で工場の機械整備をしています。
お茶を乾燥するための熱風を送る、火炉という機械です。
うちの機械の2〜3倍の大きさです。
大きいが故大変だろうなぁ、と思っていましたが、大きくて重いことを除けば、手が入り易くボルトの間隔も広く、かえって作業しやすい感じです。
この時活躍してくれるのが、チェーンブロックという器具です。複数の滑車を内蔵して数倍、数十倍の力を発揮してくれる優れ者です。近所から借りてきて、5個でやっていますが、まだあってもいいくらいです。
この時、あまり使う器具ではないので、どれも動きが悪く、この修理から始めなくてはなりません。
このチェーンブロックを使えば、一人で作業することができます。たとえどんなに重くても簡単に持ち上がるし、数ミリ単位の上下も平気です。
数日間持ち上げたままでも、何も文句を 言わずじっと耐えてくれます。
実直で、いじらしい性格です。
長年積もりに積もった燃焼カスを取り除き、慢性鼻詰まり状態だった排気管がスッキリきれいになり、
「あぁ、気持ちいい」という、機械の声が聞こえてきます。
お茶の製造も大事だけど、同じように機械の整備も大事です。
愛情を持って機械を扱い、それだからこそ機械もそれに応え、いいお茶を作ってくれる、と信じています。
今、顔を真っ黒にして、機械整備をやっています。