秋の匂いは寂しくさせる
この写真は確か去年、ベルギーのブリュッセルで。
チョコレートやビールが美味しくて、嗜好品に心躍ってたな。
あと、物乞いはすごく多い印象。ヨーロッパ回ったけど、結構目についた。
ベルギーに行ったのも秋頃で、今はこんなに外出を渋っているのに、こんな一瞬で世界は変わってしまうのか、と痛感させられる。
しばらく今まで行った旅行のフィルム現像を渋っていた、というかただ面倒なだけだったんだけれど、写真を振り返ると何だか寂しい気持ちにもなってしまう。
昨日の夜現像を頼みに行って、今日取りに行こうと外に出たら、なんだか懐かしい秋の匂いがして。
毎年同じ匂いはするんだけれど、いつもピンポイントで過去の自分の気持ちが呼び起こされる。
例えば今日は、大学時代、バイトに行くのが億劫で憂鬱になることがよくあったんだけれど、それを思い出したり。
バイトに行けば誰かに会えて、何かを話して、美味しい賄いを食べて帰ってこれる。けれど、大学時代からそんなに友達がいなかったから、アルバイト前は憂鬱だしなんだか孤独だし。知り合いのインスタのストーリーを見て、共通の知り合いがランチ行ってる、いいなあとか、何人かで集まって遊んでる、ああいいなあとか。
自分だけどこかに取り残されたような気持ちになって悲しくなっていた。なぜか。
今は1人の楽しみ方がわかって、今日も美味しいラーメンを食べに行って、古本屋に行って漫画を大人買いしてワクワクできるようになったんだけれど。
それでもこうやって寂しい気持ちを思い出すのは、本当は寂しいからなのかも。
では今日はおやすみなさい。