2025.02.07三井不動産（8801）2025年3月期第3四半期決算増配

矢野（ケアマネLIFE）

2025年2月9日 16:07

業績概要

売上高: 1兆6,767億円（前年同期比 -1.3%）
営業利益: 2,206億円（前年同期比 -10.1%）
経常利益: 1,729億円（前年同期比 -13.4%）
四半期純利益: 1,440億円（前年同期比 -13.5%）

➡ 売上高・利益ともに前年同期比で減少。特に不動産売却収益の減少や金利上昇による影響が出ている。
📌 出典: P1, 連結経営成績（累計）

財務状況

総資産: 9兆8,203億円（前年同期比 +3.5%）
純資産: 3兆1,302億円（前年同期比 -3.2%）
自己資本比率: 30.6%（前年同期比 -2.2ポイント）

➡ 総資産は増加したが、純資産が減少し、自己資本比率は低下。負債が増加している可能性がある。
📌 出典: P1, 連結財政状態

配当

中間配当: 15.00円
期末配当予定: 15.00円
年間合計配当: 30.00円（前年 84.00円（株式分割後換算 28.00円） → 実質増配）

➡ 2024年4月1日に1:3の株式分割を実施。分割後換算では前年より増配。
📌 出典: P1, 配当の状況

株価・配当利回り

株価: 1,360円（2025年2月7日時点）
配当利回り:約2.21%

➡ 配当利回りは約2.21%と標準的な水準。

AIによる解析は下記参照

その他の項目について

①決算短信の文章（抜粋）

📌 出典: P2, 2025年3月期第3四半期決算サマリー

「当第３四半期連結累計期間の売上収益は1兆6,767億円（前年同期比1.3%減）、営業利益は2,206億円（前年同期比10.1%減）となった。不動産分譲事業における売上の減少や金利負担の増加が影響し、利益面では前年同期比で減少となった。一方で、賃貸事業においては安定的な賃料収入が継続し、マネジメント事業ではリハウス（個人向け仲介事業）の好調が見られた。」

②文章の結果の推測

✅ 業績のポイント

売上は1.3%減少、利益も減少。特に不動産分譲事業の影響が大きい。
金利上昇の影響を受け、財務コストが増加し、経常利益が減少。
賃貸事業は安定的だが、分譲事業の不振が全体の業績に影響を与えた。

✅ 配当政策と財務状況

2024年4月1日の株式分割後も増配を実施し、株主還元を強化。
総資産は増加したが、自己資本比率が低下しており、負債の増加が懸念材料。

➡ 結論：賃貸・マネジメント事業は安定しているものの、分譲事業の影響で業績がやや低迷。財務負担の増加が懸念されるが、株主還元は強化。