九拾九
隣り合わせた落胆と情熱が
顔を見合わせて苦笑いしてる
似ているそれを見つけてしまって
力が抜けてしまったみたいだ
昨日から持ち越した些細な出来事は
優しい音で流されていく
つまらないって気付いたから
また今日を始められる
明日から持ち出した些細な出来事は
明るい音で消えていく
意味がないって気付いたから
まずは今日を生きていける
真っ青な空に呑み込まれてしまえば
雲みたいな気分になれる
風に吹かれて流れていたって
尻尾くらいは掴めるだろう
隣り合わせた落胆と情熱が
顔を見合わせて苦笑いしてる
似ているそれを見つけてしまって
力が抜けてしまったみたいだ