言語と文化と認識の壁を感じたのは渋谷。
この間、渋谷で、目の前の女子高生たちが
「ハチ公はどこにあるの?駅の中?外?」と聞かれていた。
(最終的に私に「なあなたは知ってる?」と聞かれて答えた。)
街なかを歩いていても、圧倒的に外国人の数は多いし、道や場所を聞かれることは増えた。
それでも、それを案内できたり、逆にその場所がわからないことを伝えることができない人はたくさんいる。
先に聞かれた女子高生も、「何て言ってるかわからない」「どうしよう」なんて会話をしていたし。
もちろん全員が全員喋れるわけではなく、私自身もスキルはかなり低いと思っているし学校教育だけではどうにももならないこともたくさんあることもわかっている。
ただ、日本の、私たちの、話せる話せないレベルには関係なく、年々海外からの旅行客は増えていて、もはや自分たちの言語だけではやっていけないことが目の前にある気もする。
日本の美意識の高さはすごいから、日本でヘアカットをしたい
最近は、ニュースでもそう思って来ている外国の人が多いと聞いているのだけど、私の友人もそれ目当てで来たことがあるらしい。
その時は友人ではなかったし、後々聞いたので体験談として話してくれたのだけど。
彼女は日本の美容室やサロンに憧れて、日本旅行のついでに行ったらしい。憧れてワクワクしながら行ったけれど、結果的には思ったよりも出来は良くなかった。
担当した美容師さんはあまり英語ができなかったらしく、彼女との意思疎通もそんなにできなかった、だから細かい部分の要望ができなかったから。
でもどちらも悪くないから、何も言えない。誰も悪くないから、何も言えない。
道案内からだいぶ大きな話になったけれど、少なくとも、こんなに外国の人が来ている日本で、英語を話すのは、多分そんなに多くなくて。
世界共通言語だけれど、その認識もそんなにないのでは、と感じている。
活用すべきSNSと、アプリたち。「日本人は真面目だね」の呪縛
SNS・アプリ、様々な部分で海外の人と触れ合える機会が増えて、そこから楽しんで勉強することもできるし、前に比べてきっと格段に勉強しやすい環境もできてるなあと感じる時もあって、最近の高校生とか学生ちょっと羨ましい。笑
完璧なスキルなんて誰も求めていないのに、英語を文章的に喋れないから、喋れない、と決めつけてしまって、結局ずっと投げやりになってしまうケースもある。というか多分私もその中のうちの一人。
「外国人にたどたどしい日本語で『こんにちは』とか言われても腹立たないでしょ?頑張って話そうとしてくれてるって思うでしょ?」
と昔言われたことがある。そこから、ヘッタクソな英語でも中国語でも話すように心がけてはいるけれど。
「単語はわかるけど、文章にできない」「流れに沿って言えない」という人は多くて、確かに日本語と語順は違うし、ぶっちゃけ馴染みはない。だって別言語だし。あと全日本語に当てはまる英語があるわけじゃない、だって別言語だから。
ただ、伝わる伝わらない と 話せる話せない は別物なのでは、と個人的には思っている。話せても、通じなかったら意味がない。
「日本人は真面目だね」と言われたことがある。その時私は、正しい文法で正しい単語で正しい表現 をすることがいいと思っていたのだけど、それはまさに、「喋れるけど、伝わらない」だった。
いくら正しい言い方じゃなくても伝わるものは伝わるし、通じるものは通じる。それくらい気楽に考えて、英語やればよかった、と今更思うほどに。笑
最近は語学をスマホでできるアプリもあるし、SNSで海外の人とも交流ができるから、うまく活用したらいいと思う。
個人的には、この”HiNative”がオススメ。
自分の興味ある言語圏の人に
「〇〇は××語でなんといいますか?」とか気軽に聞けるし、人によっては、発音の音声ボイスを送ってくれる。逆に日本語を学んでいるひとたちに教えることもできる。教科書的勉強が苦手な人も楽しみながらできる。
私もまだまだ言語のスキルは高くない(むしろ低すぎる)からこそ渋谷での出来事は、自分への戒めでもあるし、友人の話を思い出すきっかけになったから、このノートが、もし、何かのきっかけになったら、嬉しいんああ、と思いつつ書きました。