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ぼやっとつぶやくひとりごと。

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転機で、チャンスで、 奈落の底かも?
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#小説

アナログ恋愛備忘録

アナログ恋愛備忘録

ラインもツイッターもメジャーじゃなかったころ。

メールの通知を好きな人だけ光と音を変えて、
静かにふける闇の中煌々と光るのを待った夜。

受信ボックスを分けて
彼とのやり取りだけをひたすら楽しんだ日々は多分もうこない。

おはよう おやすみ のメールや時々親に隠れてした電話は、もう隠れなくてもいい年齢になった。

いつどこにいても何をしているのかある程度わかるSNSは、とんでもなく発達した恋愛に

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時々「好き」はなくなってもいい。

時々「好き」はなくなってもいい。

時々、「何が好きか」「どういうことが物が好きか」わからなくなる時がありませんか

私はある。しかも割と頻繁に。

好きだと思っていたことや物、人、好きだと感じていたことが全て、「本当に好きなのかな?」と疑問になる夜や、日は割とコンスタントに、とはいえ突然現れる。

例えば、私は今記事を書く仕事をありがたいことにメインでやらせてもらっているけれど、果たして私は「書くことが好き」なのかな、とか。

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いい女、いい男、付箋だらけの小説

いい女、いい男、付箋だらけの小説

Very LiLyまだ半分も読んでいない。
まだ第2章のレベル。

だというのに、私が今手にしている本には
付箋がもう数えきれない。

なにがどうなぜ響いたのか、
私にもわからない。

そのときの、いわゆるフィーリングで
付箋を貼っている。

でも間違いなくその付箋を貼られた言葉たちは
私が今求めている言葉で
納得したい言葉で
拒絶してきた言葉たちだ。

私のなかでくすぶって、
ほんとうは口にした

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微睡み、夢、現実と夜

微睡み、夢、現実と夜

ベッドに身を投げ出してうたた寝をする午後11時。
ふっと目にはいった自分の腕が
普段見ているよりも青白くて細く見えてゾッとする

最近ベッドに入っても眠れないことが増えた。
もともと不眠症ではあるけれどそういうことでなく
単純に寝れない。
眠るのが怖い、とも言うのかもしれない。

布団に落ちていくあの感覚が小さい頃から苦手だ
別世界につれていかれる気がしてしまう。

必然的にうたた寝を繰り返して朝

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