【鬼滅の刃】「柱」・「上弦の鬼」登場人物, 過去, 技一覧
1. はじめに
こんにちは、やんまーです。こちらでは、主にアニメや漫画などを私なりに分析・考察し、【作品を100倍面白くする】というコンセプトでやっていきます。今回も、大人気作品『鬼滅の刃』をご紹介していきます。
今回の内容は登場人物の詳細をご紹介いたします。
ただ、炭治郎や善逸などのメインの登場人物を紹介しても面白くないと思いますので今回は「柱」と「上玄の鬼」についてご紹介します。
本編に入る前に、注意点がございます。こちらの動画では【ネタバレ】を含みますので、その点をご了承いただいた上で動画をご覧ください。
覚悟はできたでしょうか?それでは、早速本編に入ります。動画の構成は、登場人物の詳細と過去の出来事になります。
2. 【登場人物 「柱」編】
柱には、全員で9名の剣士で構成されており、それぞれの柱には○○柱というそれぞれの呼吸に応じた肩書を持っています。
柱に選ばれると、鬼殺隊のトップ『産屋敷 耀哉』との謁見が許されたり、半年に一度の「柱合会議」の参加及び現場の指揮権が得られる等があります。
また、柱がなぜ9人の剣士で構成されているか知っているでしょうか?
それは、「柱」という漢字の画数が9画であることから、柱の定員は9人になっているそうです。
それでは、柱について見ていきましょう。
① 水柱:富岡義勇
② 蟲柱:胡蝶しのぶ
③ 炎柱:煉獄 杏寿郎
④ 音柱:宇随天元
⑤ 恋柱:甘露寺蜜璃
⑥ 風柱:不死川実弥
⑦ 岩柱:悲鳴嶼行冥
⑧ 霞柱:時透無一郎
⑨ 蛇柱:伊黒小芭内
2-1【水柱】富岡義勇
先ずは、水柱 富岡義勇です。
水柱である富岡義勇は、前回の動画でもご紹介した通り、本作の冒頭で炭治郎と禰豆子に対し敵対するような動きを見せます。
しかし、鬼化した禰豆子が人間である炭治郎を守るという、前例がない現象に考えが変わり、味方に転じます。
義勇とかつて同期で鬼殺隊を目指し、親友でもあったのが「錆兎」です。同時期に鱗滝の元へ入門し、年齢や自身の環境が似ているという点からも二人は意気投合しました。
そして、最終選別で錆兎は手鬼と対峙し戦闘を行いますが、手鬼の首を斬り落とせずにそのまま手鬼に敗北してしまいます。
義勇は親友を亡くし、その上自分だけ鬼殺隊に入隊できたことを後悔していました。そんな時に炭治郎から言われた「託されたものを繋いでいかないのか」という言葉に錆兎とのやりとりを思い出し、過去の自分と決別する決意をしました。
義勇の水の呼吸は非常に洗練された技で、炭治郎も最初に習得した呼吸となっており、非常に使い勝手の良さが売りです。そんな呼吸ですが、義勇のような実力者が使用するとその威力は何倍にも膨れ上がります。
その中でも義勇のオリジナルの型「凪」はその名の通り、風がやんだような静けさを演出しながら、義勇の間合いに入った攻撃は全て、無力化します。更に、凪は様々な技の中でも一際美しい技となっています。
【壱の型】:水面斬り
【弐の型】:水車
【参の型】:流々舞い
【肆の型】:打ち潮
【伍の型】:干天の慈雨
【陸の型】:ねじれ渦
【漆の型】:雫波紋突き
【捌の型】:滝壺
【玖の型】:水流飛沫・乱
【拾の型】:生々流転
【拾壱の型】:凪
2-2【蟲柱】胡蝶しのぶ
次に、蟲柱 胡蝶しのぶです。
蟲柱の胡蝶しのぶはいつもニコニコしている「可憐(?)」な女性です。
しかし、女性であるため男性剣士と比較すると非力であるため、鬼殺隊で唯一「鬼の首が斬れない」剣士です。
なぜ、そんな彼女が柱になれたのか。
それは藤の花から精製した特殊な毒を鞘に仕込み、鞘に納刀した際に毒を調合し、その毒を鬼に対して放つことで鬼を倒すという特殊なスタイルを確立することができた剣士だからです。
しのぶの姉・胡蝶カナエも柱として活躍していましたが、上弦の弐との戦闘でカナエは帰らぬ人となってしまいました。それ以来、しのぶは表情としては穏やかでも、内心は常に悲しさと怒りで溢れています。
本作では上弦の弐と戦闘で、事前に投与した通常の700倍(しのぶの体重37kg分)という尋常ではない毒を自身に投与していたのは狂気の沙汰ですが、そのおかげで伊之助・カナヲのアシストをし、上弦の弐を倒す非常に素晴らしい功績を残しています。
そして、しのぶの意思はカナヲにしっかりと継承されていくのでした。
そんな彼女の技をご紹介いたします。やはり、基本的には毒での攻撃がメインになるので、他のキャラクターに比べて技が少ないのかもしれません。
【花の呼吸】:戯れ
【花の呼吸】:真靡き
【花の呼吸】:複眼六角
【花の呼吸】:百足蛇腹
2-3【炎柱】煉獄杏寿郎
次に、炎柱 煉獄杏寿郎です。
煉獄さんは非常に人気のあるキャラクターで、現在公開されている『無限列車編』でも非常に素晴らしい雄姿と感動を与えてくれました。
炭治郎の成長にも煉獄さん抜きでは語れないほど本当に素晴らしいキャラクターだと私は感じました。
煉獄さんの父も元は柱として活躍しており、その剣技を煉獄さんと弟の千寿郎に教えますが、煉獄さん母・瑠火の死と縁壱への圧倒的な剣技の差を目の当たりにした絶望感で柱をやめてしまいました。
そんな変わり果てた父の意思を純水に受け継いだ煉獄さんが炎柱として柱になりました。
無限列車編でも描かれているように、アカザとの死闘は本当に見ごたえがあり、最後に自身の全てを掛けて炭治郎たちを守り抜いた姿に涙した方は数知れずかと思います。
そんな煉獄さんの炎の呼吸の型をご紹介します。
特に、【玖の型】煉獄を映画館の大きなスクリーンで見た時は、煉獄さんの熱い想いが技にすべて詰め込まれて描かれているように感じ、感動しました。
【壱の型】:不知火
【弐の型】:昇り炎天
【肆の型】:盛炎のうねり
【伍の型】:炎虎
【玖の型】:煉獄
2-4【音柱】宇随天元
次に、音柱 宇随天元です。
天元は音の呼吸の使い手で、【鬼の住む遊郭編】にて炭治郎・善逸・伊之助の一時的な上司として登場します。
とにかく派手好きで、普段から様々なアクセサリーを身に付けていたり、そもそもの攻撃方法自体も爆撃を発するなど、とにかく「派手!」という一言につきます。
天元は実は剣士でありながら同時に元忍びでもあります。彼は、忍びの家系に生まれて、忍びの一族が衰退していることに焦った天元の父は、元々いた9人の姉弟に厳しい訓練を課しました。
その結果、天元が15歳になるまでに7人の姉弟が帰らぬ人となり、生き残ったのは天元と2つ下の弟だけで、天元はそんな父親のような人間になることだけは嫌だと断固拒否し、忍びになることをやめ、その代わりに弟が父の意思を受け継いで忍びとなりました。
音の呼吸の型は先述した通り、斬撃と爆撃の融合による攻撃であるため非常に迫力があります。アニメでどうなるかが非常に楽しみですね。
【壱の型】:轟
【肆の型】:響斬無間
【伍の型】:鳴弦奏々
2-5【恋柱】甘露寺蜜璃
次に、恋柱 甘露寺蜜璃です。
彼女は体の柔軟性を活かす恋の呼吸を使用する剣士です。また、彼女は特異体質であるため、常人の8倍もある筋肉密度を持っており、鞭のような日輪刀と組み合わせることで唯一無二の戦闘スタイルを確立しています。
蜜璃は、生まれた時から特異体質として生まれてきました。その為、1歳の頃に15kgの漬物石を持ち上げて、蜜璃の母は腰を抜かしたことがなかったのに、生涯で初めて腰を抜かしたそうです。
また、食べる量も非常に多く、相撲取り3人よりも更に食べるとのことです。蜜璃の髪色がピンクなのは食べすぎが原因らしいですが、食べすぎと髪色が変色する因果関係がわからない私でした…(笑)
蜜璃が17歳で、その時にお見合いをしています。
しかし、特異体質が原因で破断してしまい、更にはお見合い相手から「結婚できるのは熊か猪か牛くらいだ」と中傷されてしまいます。
それ以降、彼女は食べることを我慢し、髪を黒色に染め、2度目のお見合いに臨みます。相手からは求婚されますが、自分を偽ることに蜜璃は疑念を抱きます。
このお見合いも結局は破談となりますが、自分らしく生きることを決意し、「特異体質でも他人の役に立てること」、「自分らしくいられる場所」、「ありのままの自分を好きになってくれる人」を求めて鬼殺隊に入隊することを決意しました。
設定としては不思議なキャラですが、実は技の速度は、その柔軟性を活かして天元をも上回る速度になります。
【壱の型】:初恋のわななき
【弐の型】:懊悩めぐる恋
【参の型】:恋猫しぐれ
【伍の型】:揺らめく恋情・乱れ爪
【陸の型】:猫足恋風
2-6【風柱】不死川実弥
次に、風柱 不死川実弥です。
見た目が非常に厳つく、その見た目通り気象も荒い風の呼吸を使う剣士です。それ故にいつも誰かしらと揉めていますが、党首の産屋敷耀哉にはそのような態度はさすがに取れないみたいですね(笑)
また、懐には大好物のおはぎを携えていることを炭治郎にばれてしまい、そんな炭治郎が義勇に「実弥と仲良くしたいならおはぎを渡すと良い」というアドバイスをし、それを義勇は真に受けます(笑)。
実弥の過去ですが、7人兄弟の長男で、母に暴力を振るっていた父が刺殺された後は玄弥とともに5人の姉弟と母を守っていく事を決意します。
しかし、ある日母が鬼化し、実弥と玄弥以外の姉弟を襲い、鬼化した母を止めようと実弥は立ち向かい、そのまま殺してしまいます。
何も知らない玄弥はその後継を目の当たりにし、実弥に対し「人殺し!」と罵ってしまい、その言葉を浴びせられた実弥は内心深く傷付いてしまいます。それが原因で、鬼殺隊で再会した際も玄弥を突き放してしまうシーンが見られます。
上弦の壱・黒死牟との戦闘後、実弥と玄弥は和解しますが、その時玄弥は黒死牟に受けたダメージが深く、そのまま命を落としてしまいます。
速度も威力も非常に高い風の呼吸をメインに戦いますが、実弥は「稀血」という特異体質も利用して鬼と戦闘しています。稀血とは、普通の人間の何人分にも値する血でその名の通り、希少となっています。
実弥はその稀血の中でも更に特異で、実弥の血を嗅ぐだけで鬼が酩酊してしまうほど非常に強力な作用を持っています。その稀血を鬼に嗅がせるため、実弥はわざと傷を作っています。
【壱の型】:鹿旋風・削ぎ
【弐の型】:爪々・科戸風
【参の型】:晴嵐風樹
【肆の型】:昇上砂塵嵐
【伍の型】:木枯らし颪
【陸の型】:黒風爓嵐
【漆の型】:頸風・天狗風
【捌の型】:初列風切
2-7【岩柱】悲鳴嶼行冥
次に、岩柱 悲鳴嶼行冥です。
鬼殺隊の中でも選び抜かれた精鋭「柱」の中でも現行で最強と謳われている剣士です。剣士と言っても、剣を使用するのではなく、モーニングスターと繋がれた斧を振り回して戦うこれまた特殊な戦闘スタイルを確立しています。
というのも、行冥は盲目であるため、視界が一切見えていないがゆえに、音の反響を利用して空間を認識したり、敵・味方の位置を正確に把握することができます。
彼は、鬼殺隊に入隊する前は身寄りのない子供9人を受け入れて共に生活して過ごしていました。
しかし、ある日、一人の子どもが行冥の言いつけを破ったことで鬼に遭遇し、自分だけ助かるために鬼に行冥や子供たちが生活している家を教えました。
そして、家にいた行冥と子供たちは襲われてしまいますが、行冥は鬼に立ち向かいそのまま鬼の東部を朝まで頭部を殴り続けました。
夜が明け日光で鬼の遺体は消滅。唯一助かった女の子は様々なことが同時に置き、ショックで言葉が話せなくなってしまいました。そして、行冥は犯人として捕まってしまいます。
そんな投獄された行冥を救ったのが産屋敷耀哉でした。救われた行冥はそのまま鬼殺隊に入隊することを決意します。
岩の呼吸は武器の特性故に、斬撃というよりは打撃に近いのかなと感じます。しかし、その威力は計り知れず、上弦の鬼ですら体の一部を失うほどの威力です。
【壱の型】:蛇紋岩・双極
【弐の型】:天面砕き
【参の型】:岩躯の膚
【肆の型】:流紋岩・速征
【伍の型】:瓦輪刑部
2-8【霞柱】時透無一郎
次に、霞柱 時透無一郎です。
時透は刀を握ってわずか2ヶ月で柱にまで上り詰めるほどの才能に溢れた逸材です。それもそのはず、最強の剣士とうたわれた縁壱や巌勝などの継国家の親族で、始まりの呼吸である、日の呼吸の使い手の末裔なのです。
その強さを象徴するのが、刀鍛冶の里での上弦の伍 玉壺と戦い、途中絶体絶命のピンチに陥りますが、最終的には単独で玉壺を撃破しています。念のために確認ですが、上弦の鬼は柱3人分の強さを誇ると言われており、そう考えるとその相手に単独で勝ってしまう時透の実力に舌を巻きます。
時透は11歳の時に両親を失い、それ以来双子の兄である有一郎共に生活を送っていました。そのうちに、当時産屋敷の御内儀であったあまねから有一郎と共に鬼殺隊に誘われるが、有一郎は「何か企んでいると」疑心を抱き、追い返してしまいます。
ある日、家の戸を開けっ放しにしてしまっていたせいで、鬼が侵入してきて、有一郎は致命傷を負います。あまりの怒りに我を失った時透は鬼を滅多打ちにし、日光で鬼を消滅させることに成功します。
しかし、有一郎は傷が深すぎて段々と衰弱してしまい、そのまま亡くなってしまいます。「無一郎の無は無意味の無」有一郎は一時はこのような言葉を弟にかけましたが、鬼に襲われ瀕死の有一郎が言葉にしたのは、「無一郎の無は無限の無なんだ」「自分ではない誰かの為に無限の力を出せる選ばれた人間なんだ。」と。
この出来事がきっかけで記憶喪失となってしまいますが、鬼殺隊に入隊を決意し、先述した通り2ヶ月で柱まで上り詰めます。
霞の呼吸は使用する際に霧がかかるようなエフェクトが発生します。後半の型につれて、その霞を利用し、相手から姿を隠すだけでなく、高速で斬撃を繰り出したり、と相手をかく乱して攻撃することがメインとなります。
【壱の型】:垂天遠霞
【弐の型】:八重霞
【参の型】:霞散の飛沫
【肆の型】:移流斬り
【伍の型】:霞雲の海
【陸の型】:月の霞消
【漆の型】:朧
2-9【蛇柱】伊黒小芭内
最後に、蛇柱 伊黒小芭内です。
伊黒が主に登場するのは本作の後半で鬼舞辻無惨との最終決戦ですが、それまでは蛇を連れていることと柱であることぐらいしかわかりません(笑)
オッドアイに口元を覆い隠している、飼い蛇の鏑丸と見た目だけは非常に恐ろしい雰囲気が漂っており、柱合会議の場でもあまり他人と仲良くしようという雰囲気は感じられませんね。
そんな伊黒の過去ですが、実はかなり過酷な過去を背負っていました。
生まれは、人を食う鬼(蛇鬼)に人間を与えて、その報酬で豪華な暮らしをして生活しているという生まれた瞬間から人生ハードモードでした。
加えて、その一族では女の子ばかり生まれますが、伊黒はまさに370年ぶりの男の子という点とオッドアイという珍しい点が重なり、鬼が食べられる量が増えるまで生かそうという考えで、伊黒は年ごろまで生かされることに。
その際、伊黒の口を蛇鬼と同じようにそろえるために、真一文字に口を割かれてしまいます。口元を覆い隠しているのはそれ故ということがわかります。その滴り落ちる血を集め、蛇鬼は飲み干し、再び座敷牢に入れられ監禁されてしまいます。
伊黒は「逃げること」「生きること」のみに執着し、監禁される直前にどこからか入手した簪を使用し、蛇鬼にいつかばれてしまうのでは?という恐怖と戦いながら、簪で気の格子を少しずつ少しずつ削っていきました。飼い蛇の鏑丸はその時に座敷牢に迷い込んでおり、伊黒はその時に鏑丸と心を通わせました。
ある日、当時の伊黒が抜け出せる大きさまで格子を削ることが出来、ついに脱獄を実行します。もちろん、蛇鬼はすぐに気づき、伊黒を追いかけましたが、当時の炎柱に間一髪のところで助けられます。それ以来、伊黒は炎柱の継子となり、現在の柱に至るのでした。
蛇の呼吸は蛇のように曲がりくねって繰り出される攻撃が多く、蜜璃の攻撃とやや似ています。
【壱の型】:委蛇斬り
【弐の型】:挟頭の毒牙
【参の型】:塒(とぐろ)締め
【肆の型】:蜿蜿長蛇
3【登場人物 「上弦の鬼」編】
柱の次は上弦の鬼についてご紹介致します。たくさんいる鬼の中でも鬼舞辻無惨に選ばれた鬼殺隊で言う「柱」と同じポジションになります。
無限列車編でも魘夢が述べているように、上弦の鬼は「100年」という長い間メンバーが入れ替わっておらず、歴代の柱を何人も倒している圧倒的な実力を持っていることがわかります。
そんな上弦の鬼の強さと過去をご紹介致します。鬼によっては悲しい過去となっています。
3-1【上弦の陸】 妓夫太郎
天元に化粧を施され、それぞれは遊女として各お店に配属され、そこで善逸が蕨姫(堕姫)を見て、上弦の鬼であるという確信を得ました。
炭治郎・伊之助・善逸の3人は堕姫との戦闘に入ります。苦戦しながらも遅れてやってきた天元があっさり堕姫の首を落としますが、なかなか堕姫の体が崩れません。すると、瞬く間に堕姫の中から現れたのは兄の妓夫太郎でした。
上弦の陸で、柱3人分の力を持っており、鬼殺隊側は柱の天元一人と炭治郎・伊之助・善逸というメンバーで勝てる確率は低いながらも、全員が一体となって妓夫太郎及び堕姫を倒すことに成功します。
そんな堕姫と妓夫太郎の悲しい過去をご紹介します。
堕姫は、誰もが振り向くような整った顔立ちで、本当の名前は「梅」。名前の由来は亡くなった二人のお母さんの病名からつけられたとあり、恐らく、遊郭で売春婦をしており、「梅毒」で亡くなったのではないかと考えられます。
その美貌を活かして売春婦をしていましたが、ある時、客の侍の目を簪で突き刺して失明させました。その報復として、侍の手によって火あぶりにされ殺されてしまいました。
妓夫太郎は幼い頃から母親に何度も手を掛けられましたが、何とか生き延びていました。
しかし、周りからは「虫けら」「ボンクラ」「のろま」「腑抜け」「役立たず」罵詈雑言を浴びせられ、常に嫌われていました。梅が生まれてからは、自分が喧嘩に強いということに気づき、取り立ての仕事を始めます。醜い時分には汚い仕事をするのが似合っている、そう考えていたのでしょう。ちなみに、梅が侍の目を簪で指したのも妓夫太郎が取り立てを教えたからです。
梅の存在だけが自分の劣等感を払拭してくれる大切な妹でしたが、梅が殺されてしまい、妓夫太郎は梅を殺めた侍と女将を殺めます。その後、上弦の弐である童磨と出会い鬼になります。
最後の妓夫太郎と堕姫のやりとりもなかなかに泣けるので、別の動画でご紹介致します。
炭治郎たちを追い詰めた妓夫太郎の技をご紹介致します。
① 飛び血鎌
② 跋弧跳梁
③ 円斬旋回・飛び血鎌
3-2【上弦の伍】 玉壺(ぎょっこ)
玉壺は刀鍛冶の里に半天狗と出現し、壺から体を生やし、無数の手と体から発生させている非常に奇妙な鬼です。
また、玉壺は壺を大事にしていることからも分かる通り芸術には非常にうるさく、非常にプライドが高いのも特徴の一つです。
多くの刀鍛冶を殺めた後に鋼鐵にも手を下そうとしたときに、上弦である玉壺にも気づかない程の集中力で、芸術家を気取っている玉壺は鋼鐵塚さんの刀を研ぐ集中力を目の当たりにし、自分でもここまで作品に集中したことがないという点に、扱うものは違えど、一芸術家として自分の方が負けていると感じ、鋼鐵塚を攻撃します。
傷だらけになっても刀を研ぐ手を止めない鋼鐵塚さんを気に喰わなく思い、刀を放棄させたいと更に思うようになりました。
そんなこんなしている間に、時透に痣が発現し、水獄鉢を抜け出し、玉壺と再び戦います。時透に挑発され、怒りが増した玉壺は半漁人のような姿に変身します。しかし、玉壺は時透にスピードで上回られ、首を切り落とされます。
そんな玉壺の血鬼術をご紹介致します。
① 千本針魚殺
② 水獄鉢
③ 蛸壺地獄
④ 一万滑空粘魚
⑤ 陣殺魚鱗
3-3【上弦の四 半天狗】
玉壺と共に刀鍛冶の里を襲った上弦の肆。柱である時透でさえ、何かが近づいていることは感じていましたが、それが鬼であることが分からなかったほど、気配を隠すということに長けています。
一見、弱そうに見える半天狗ですが、その能力は危機に陥った時に様々な分身を創り出すことが出来るという能力を持っています。半天狗によって作り出された分身は、より危機に陥るほどその強さも比例して、柱でも1対1では勝てない程強力な分身を生み出します。
本作では、最初に「積怒」, 「可楽」, 「空喜」, 「哀絶」の4体の分身を相手に炭治郎, 禰豆子, 玄弥の3人で戦いますが、攻撃を凌ぐのと、相手に少しずつダメージを与えていくので精一杯の戦いを強いられます。
更には、先述した喜怒哀楽の4体の鬼が一体となってさらに強力な「憎白天」となり、万事休すと思われましたが、恋柱の甘露寺蜜璃の活躍により、一進一退の攻防を繰り広げます。
憎白天を蜜璃に任せて、炭治郎は本体である半天狗を追い、首を斬ろうと試みますが、非常に硬くまったく切れません。
その間に、半天狗は「恨」の鬼に姿を替え、本体は心臓に隠れてしまいます。それでも諦めずに、玄弥や玉壺を倒した時透の協力を得て、無事に半天狗を倒します。
半天狗の過去をご紹介します。半天狗は生前は盲目のフリをして、半天狗に優しく接してくれた人たちでさえも殺め、そして盗みを繰り返していました。その重ねた罪により捕まえられ打ち首の刑が下されます。
打ち首になる直前にも盲目であるがゆえに手が勝手に…などと嘘を述べていました。打ち首に処される前日に鬼舞辻無惨が現れ、半天狗は鬼となりました。
半天狗が生み出した分身たちが使用する技は以下になります。
① 激涙刺突(哀絶)
② 狂鳴雷殺(憎白天)
③ 狂圧鳴波(憎白天)
④ 石竜子(憎白天)
⑤ 無間業樹(憎白天)
3-4【上弦の参 猗窩座】
上弦の鬼で一番有名なのが猗窩座ではないかと思います。特に、無限列車編での煉獄さんとの死闘は皆さんの記憶に新しいと思います。そんな猗窩座についてご紹介します。
上限の鬼の中でもNO.3の実力を誇る強さを持っており、猗窩座は400年という長い間、ただ武力だけを追求し、肉弾戦だけで言えば上弦の鬼の中でも最強と言えます。
実は、猗窩座の使用する術式展開の模様はあることに由来しているのですが、皆さんはお気づきでしたか?ヒントは猗窩座の過去にあります。
猗窩座の過去ですが、別の動画でより詳しく考察したいと考えていますので、その時にご紹介できればと思います。
最後に猗窩座の技をご紹介します。
① 破壊殺「羅針」
② 乱式
③ 空式
④ 脚式「冠先割/流閃群光/飛遊星千輪」
⑤ 砕式「万葉閃柳」
⑥ 滅式「鬼芯八重芯」
⑦ 終式「青銀乱残光」
3-5【上弦の弐 童磨】
虹色の瞳をしており、その髪は血を被ったような色合いが特徴の上弦の弐。
童磨は、20歳で鬼となり、そこから100年以上も生きています。妓夫太郎と堕姫を鬼にした張本人で、侍に焼かれて帰らぬ人となった梅を生き返したいという思いを妓夫太郎から受け、梅を生き返らせ、二人を鬼にしました。
そんな童磨は常にニコニコと笑顔で且つ親しみのある口調で相手に語り掛けます。どんなことがあろうとその笑顔が絶えることはなく、猗窩座に殴られても全く表情を変えないほどです。
童磨は幼少期から自分には感情が湧かないということに気づいており、それが特異であるということも自身で理解していました。
そのため、感情があるふりをして、その状況に応じて笑ったり、泣いたりと表情を変化させていました。
しかし、どんなことが表情を変えない童磨が一度だけ真顔になることがありました。それは、カナヲと戦闘を繰り広げている際に、カナヲに言われた「あなたの口から出るのは全部でまかせだってわかってる」「あなた何のために生まれてきたの?」としのぶばりの毒舌で罵られた瞬間のみ童磨から笑顔が消えました。
上弦の中でも更にトップクラスの強さを誇る童磨相手に、カナヲと伊之助の二人だけで立ち向かいます。
無謀に見える戦いも、しのぶの想い、カナエの想い、伊之助に命をつないでくれた母の想いを背負い、瀕死になりながらも二人は童磨を倒します。
童磨の数々の技をご紹介します。
① 粉凍り
② 蓮葉氷
③ 蔓蓮華
④ 枯園垂り
⑤ 凍て曇
⑥ 寒烈の白姫
⑦ 冬ざれ氷柱
⑧ 散り蓮華
⑨ 結晶の御子
⑩ 霧氷・睡蓮菩薩
3-6【上弦の壱 黒死牟】
数々の鬼の中でも最強の鬼、それが上弦の壱の黒死牟です。生前は呼吸を使う剣士として活躍しており、日の呼吸の使い手でもある縁壱の実の兄になります。
縁壱が日の呼吸を使うのに対し、黒死牟は「月の呼吸」を使用します。縁壱ほどではありませんでしたが、それでも非常に優れた剣技を有していました。
しかし、縁壱との実力に歴然の差を感じ、嫉妬はやがて憎しみへと変わります。そんなときに、鬼舞辻無惨に出会い、鬼になって縁壱を超えようと決意し、鬼になってしまいました。
その戦闘力は、他の鬼をも圧倒するぐらい並外れたものでした。
通常、鬼は呼吸を使用することができませんが、月の呼吸を使用できることと、黒死牟は元々の戦闘力に加え、鬼化したことで治癒能力と爆発的な身体能力の向上により格段にその強さを極めていきました。
そんな最強の鬼に立ち向かった、行冥、実弥、無一郎、玄弥の4人は黒死牟も追い詰めながらも、更に異形となっていく黒死牟の前になす術がありませんでした。
それでも諦めずに連携を重ね、少しずつ黒死牟を追い込んでいきます。そして、一瞬の隙をついて、一度は黒死牟の首を斬りますが、なんと首が再生してしまいます。
更には、より強大な力を得るために黒死牟は異形と化しますが、実弥の刀に映った自分の醜い姿に絶望します。
そして、「こんなことの為に何百年も生きてきたのか?」「醜い化け物になっても負けたくなかったの?」「人を喰らってでも強くなりたかったのか?」と自問自答をし、本来の自分の目的を見失っていたことに気が付きます。
黒死牟は本当は縁壱そのものになりたかったのでした。
最後に黒死牟の技をご紹介します。
① 壱の型 闇月・宵の宮
② 弐の型 珠華ノ弄月
③ 参の型 厭忌月・銷り
④ 伍の型 月魄災渦
⑤ 陸の型 常夜孤月・無間
⑥ 漆の型 厄鏡・月映え
⑦ 捌の型 月龍輪尾
⑧ 玖の型 降り月・連面
⑨ 拾の型 穿面斬・羅月
⑩ 拾肆の型 兇変・天満繊月
⑪ 拾陸の型 月虹・片割れ月
非常に長くなってしまいましたが、柱と上弦の鬼についてご紹介致しました。
次回の動画もよろしくお願い致します!
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