2021/9/9 19都道府県 「緊急事態宣言」30日まで延長
2021/9/9 夜のニュース比較、文字起こし
新型コロナ
【19都道府県 「緊急事態宣言」30日まで延長】
NHK:ニュースウォッチ9 5’53
日本テレビ:Newszero 9’59
TBS:News23 7’02
フジテレビ:FNN Live News α 0’00
テレビ朝日:報道ステーション 7’19
テレビ東京:WBS 6’32
【行動制限緩和 先行する各国は】
NHK:ニュースウォッチ9 5’34
田中アナ「ご覧頂きましたように、いくつかの国で日常の生活を正常に戻す試みが続いていますが、デルタ株の猛威を前に手を焼いているのが現状です。日本でも制限の緩和について議論が始まり、局面は変わりつつあります。ワクチンの接種を加速させ、変異株の情報を国民と共有しながら、対応を決めていく必要があります。」
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これに対して
【新型コロナ イータ株感染18人確認】
フジテレビ:FNN Live News α 0’44
去年12月以降、今月3日までで18人確認されていた、そうです。
今年3月にはWHOが「注目すべき変異株」に指定していたにも関わらず。
共有する気、ないですよね。
【行動制限の緩和 総選挙のために急いでいる?】
TBS:News23 1’12
小川アナ「先行きの見通し、なかなか立たない中ですけれども、一方で行動制限の緩和に関しては、来月に実証実験、11月には本格的緩和へと、具体的な日程がこうして見えてきています。これに関して、星さんは“選挙目当てだ“と。どういうことですか?」
星浩氏(TBSスペシャルコメンテーター)「9月29日に新総裁が選ばれて、10月初旬に新総理が選出されて、解散するという予定なんですね。で今のところ、11月の7日か14日に総選挙・投開票ということで、明らかに総選挙を睨んで、感染対策ここまで進んでるんですよ、とアピールの一環なんですよね。やはり今、力を注ぐべきなのはワクチンを更に普及させるとか、病床のきちっとした整備が大事ですよね。やはり政治的な思惑で、行動制限の緩和ということはやるべきではないと思いますね。」
小川アナ「まさに医療の受け皿が用意出来るかどうか、ここが非常に焦点になってきますけれども、今の医療現場の現実を見ますと、感染者が減少傾向にあっても逼迫した状況が続いています。」
自民党総裁選挙
【菅首相 退陣に向け会見】
テレビ朝日:報道ステーション 8’30
森川アナ「菅総理の会見を見て、どう感じられましたか?」
梶原みずほ氏(朝日新聞 編集委員)「皮肉にも、これまで聞いた菅総理の会見の中で一番言葉に力が込もっていたように思うんですね。この1年で取り組んだこと、強くアピールしてました。今の状況を人災と批判もありますけれども、私は世界見回しても、どこも完璧にコロナ対策を成功した国というのはないですし、大きな方向性というのは間違ってなかったと思うんですね。ただ一つ言えるのは、何事も決断、そして実行のスピードというのが遅かった、ということだと思うんです。水際対策の厳格化もそうですし、GoToキャンペーンをストップするタイミングも、そしてワクチンも、病床の確保も、あと1ヶ月、2ヶ月でも早く、もっと半月でも早かったら違ったんじゃないかな、という場面が非常に多かったですよね。これは慎重さ、入念さ、そして完璧さを求めるが故だと思うんですけれども、やはり有事の対応に必要というのは機敏さ、そして大胆さ、柔軟さ、こういったものが菅内閣に欠けていたのかなと、そこはちょっと残念に思います。」
【自民党総裁選挙 菅首相の後継は】
NHK:ニュースウオッチ9 5’49
星アナ「今夜の会見で総理大臣はコロナ対策について、病床や医療関係者の確保に時間がかかったことや、治療薬やワクチンの治験や承認が遅いことなど様々な問題が浮き彫りになったと述べていました。」
田中アナ「自民党の総裁選挙に向けた動きが本格化しています。菅政権で解決出来なかった問題をきちんと検証し、改善に繋げることが次のリーダーの課題です。」
【自民党総裁選挙 "ポスト菅"活発化】
日本テレビ:Newszero 7’18
有働アナ「チームでも会社でもリーダーやっていらっしゃいますけれども、異端児がリーダーやるというのは大変なものでしょうか?」
廣瀬俊朗氏(HiRAKU 代表取締役)「ラグビーで言うと、エディジョーンズさんという方が異端児のリーダーだと思うんですけども、ちょっと違うな、と僕達が思ったとしても、リーチマイケルとか僕も含めたリーダーが、最後エディさんが言ってるから信じてやっていこう、ということで、サポート役がいたことが大きかったんじゃないかなと思っていて、河野さんも今異端児として、これまでの自民党と違うことをするならば、そういうサポート役が必要だと思いますし、それを誰が担うのかというのは気になりますね。」
有働アナ「それは誰なんでしょう?」
小栗泉氏(日本テレビ 解説委員)「それがなかなか見当たらないんですよね。そこがまさに麻生さんが心配していたという点だということだと思います。」
有働アナ「その辺の人間関係も面白いんですけれども、まずは明日の会見で河野さんが何を打ち出すのか、しっかり聞きたいと思います。」
【自民党総裁選挙 河野氏 10日出馬表明】
TBS:News23 5’28
国山アナ「ズバリ現状誰が有利と見ていますか?」
星氏「今、岸田さんと河野さんが接戦模様ということで、現在の段階で、自民党の人達に聞いてみると、ざっとこんな感じになっているようです。議員票は岸田さんが先行して50%くらい、河野さんが4割くらいを固めつつあるんじゃないか、高市さんはこれからの伸びに期待ということだと思います。党員票の方は、河野さんがやや先行して、岸田さんが追いかける、とそんな状況なんですが、今回特徴的なのは、派閥の縛りが効かないもんですから、議員票なかなかお互いの陣営とも読みづらいという状況になってるんですね。」
国山アナ「派閥に縛られない投票とありますけども、派閥トップが決めた人に入れるとは限らない、というになりますか?」
星氏「そうですね。今回そういう意味では珍しいパターンだと思います。理由は2つありまして、一つは世代問題。若い人で選挙に不安がある人は、人気のある河野さんに頼りたいな、と。それからベテランで選挙にそれなりに自信がある人は、政策は岸田さんが安定してるなあ、とそういう評価で分かれていると思いますね。」
国山アナ「ベテラン議員は岸田さん?」
星氏「ベテランと言いますと、世代交代が進んじゃって、自分達が追い越されるということに対する不安もありますし、ベテランになりますと、それぞれの分野の専門議員がいますので、専門議員からすると、岸田さんなかなか政策落ち着いてるなという評価だと思いますね。」
小川アナ「一方でもちろん政策の中身というのも、大きな基準となってくるわけですよね?」
星氏「今回は政策の対立軸というのも少しづつ見えてきたというのも特徴だと思います。河野さんは、菅さんの下で閣僚を務めましたので、菅さんの影響もあって新自由主義的と言いますか、言ってみれば、よく育つ花に水を与える、と。伸びるところはどんどん伸ばしていこう、と。デジタル分野とかそういうところをどんどん伸ばしていこう、と。成長を後押ししよう、と。一方、岸田さんの方は、令和版所得倍増計画というのを掲げまして、言ってみれば、明日枯れる花にも水を与える、と。これは岸田さんの大先輩の宏池会の会長だった大平正芳さんがよく言っていた言葉なんですけども、格差是正に踏み出そう、ということで、自民党の中でも、こういう対立軸が少しづつ見えてきたなというところですね。」
国山アナ「総選挙を見据えて、ということになりますね?」
星氏「今回の特徴は総裁選の直後に総選挙が控えているということですので、自民党は単なる人気頼みだけでなくて、自民党の政策をきちんと固めて、政策議論をきちんとやって、野党との一騎打ちに臨んでもらいたいですね。」
テレビ朝日:報道ステーション 0’12
【自民党総裁選挙 麻生財務大臣 河野行政改革担当大臣の出馬容認】
テレビ朝日:報道ステーション 1’17
テレビ東京:WBS 3’09
【自民党総裁選挙 "カギ"握る2人】
テレビ朝日:報道ステーション 6’18
【衆議院選挙を前に"政治に望むもの"】
テレビ朝日:報道ステーション 3’34
森川アナ「もうコロナで誰もが苦しくて、一人一人の生活ですとか、生死が関わっている状況の中で、やはり政治への目の向け方というのが、国民の皆さん変わってきていると思うんですけれども、そういった中で今政治に求められるものってどういったことだと思われますか?」
梶原氏「これからは人材の多様性、これがキーワードだと思うんですね。例えば、女性議員の割合、衆議院だと1割に留まっています。そして、世襲議員が多いというのも、偏りの一つだと思います。また、若手の議員をもっと増やすべきだと思っていて、これが一番課題ですね。今、若い世代で政治家を志そうという人が非常に少ないんです。直近のコロナ対策を見ても、国会の答弁の様子を見ても、そもそも国会すら開かれないという現状を見て、政治家に憧れるどころか、不信感しか持てないといったそんな状況ですね。もうこれからの国づくりの先頭に立つのは、若い働き盛りの世代じゃないといけないと思うんです。で、若い世代がもっと政治で活躍出来るような土壌づくりをするということが、一番の課題だと思います。」
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