自分の気持ちに正直になった方がいい
この記事からの続き。
我儘な友人から連絡が来た。 「てか旅行どうするー?」
うわ…まだ旅行行く気なんだ…。日程的に厳しいと思った私は旅行じゃなくて、都内でちょっといいホテルに行ってスパとかで日帰りでゆっくりできればいいかなーと思ってそれを提案した。すると彼女も確かにそれいいねーと言ったので、私は自分が前から行きたかったホテルや、彼女が好きそうな映えスポットのあるところをいくつか載せてこういうプランはどう?と送った。するとまた返信なし。
私も有休をとるために仕事を持ち越さないようにいつも以上に忙しく過ごしていたので彼女からの返信がこないことをあまり気にしていなかった。今回は日帰りだし、レストランも最悪2~3日前に予約とれればなんとかなる、と思っていた。
すると彼女から「やっぱり〇〇も××も行きたいなー。だとしたら泊りだよね。」と。
はぁ?????????
もう一週間前なんですけど。今更どうした?この時点で怒りが湧いてきてたけど冷静に考えても間に合わないことをオブラートに包んで伝えることにした。
「予約とれるかなー?💦結構厳しいんじゃない?」
すると彼女は急にドカドカ自分が調べてきたイベントのURLを送ってきた。うん、楽しそうだよ、わかる、わかるけど、それってもっと早くできなかったのかな?というかどれも予約受付終了してるよ???
「あー、もう予約できないね😅」
「こっちはあるよー」
そういって出してきたのは転売されてちょっと高額になったイベントのチケット。
もうこの人だめだ。
というかこの人と一緒にいるとおかしくなる。
私は下書きに残していた、彼女の旅行を断る文面を引っ張り出してきて、どうやって断ろうかとスマホを打ちこんでいる間にも彼女からどんどんURL爆撃が来る。
そして、彼女のメッセージが小休止したところで、思い切って送った。
「本当にごめん、今仕事でいっぱいいっぱいで、かなり参ってて正直出かけるの無理そう。色々調べてくれて〇〇ちゃんには申し訳ないけど今回は有休を休養に充てたい。」
と、かなりまる~くいかないってことを伝えた。そしたら心配したのか電話がかかってきた。仕事がいっぱいいっぱいなのは本当だったから、それをかなりオーバーに伝えたら、今度は我儘ちゃんがいかに自分の仕事も大変かを10倍くらい語ってきたwwww
最初は私の悩み聞くよってスタンスだったのに、気が付いたら我儘ちゃんの不幸自慢にひたすら相槌を打つだけの時間になってた。最後に、心と体が健康になるまではしばらくは出かけられない、と伝えることができた。
電話を切ってぐったりしたけど、私は心の中で勝利のガッツポーズをした。
少し前の私だったら、無理して彼女の意向に沿うような旅行プランを一生懸命考えてしまったと思う。でも、今回は正直にNOを伝えることができた。
これって、自分の中ではかなりの進歩だった。
やっぱり、嫌なことは嫌って、自分の気持ちを伝えるのってすごく大事なんだな、と感じた。私はすぐ人がどう思うか、どうして欲しいかを汲み取って、自分のやりたいこと、したいことを押し殺してしまうところがあるから。たぶん、我儘ちゃんは私のそういうところに目をつけて、私なら我儘ちゃんのやりたいことに付き合ってくれるだろうって思って目をつけられてたんだと思う。だから、今回自分の意見を言ったことによって、彼女との関係に変化があると思う。これで離れればそれまでだし、もし対等に付き合えるようになれば、それはそれでいいし。
そして自由の身になった私は1人旅に出かけるのであった。
また次へ続く。