何を大事にしてるかは人によって違う

 今日はマッサージに行ってきた。そのお店に行くのは3回目で、セラピストの方は今まで都内で色んなサロンに勤めてきて、自分の店を持ちたくなって実家を改装して地元でマッサージ屋さんを始めたらしい。市街地から離れていて周りが静かで落ち着いて、そこまで知られてないから予約もすぐ入れられるから気に入って今回も予約した。

 施術も丁寧で毎回私の体に合わせてやってくれるからそれがすごくいいんだけど、お店の人がものすごく喋る人で、それだけがちょっと気になる。最初に行ったときは、「私はこういう経歴で、こういうことしてて、こういう思いでお店開いたの!」とずーっとしゃべってて、普段から聞き役の私はいい感じに相槌を打ってしまい、施術中もずーっとしゃべってきた。そのうち気持ちよくて私が眠り始めたらしゃべらなくなったけど…。

 仕事柄人と話す機会が多いから美容院とかこういうマッサージ系のお店くらいは静かにしたい。

 今日も最初の足湯とかしてるときにセラピストさんが旅行に行った話とかしてきて、「ヤンマーさんはどっか行ったりしないの?」と聞かれて、私はマッサージをして欲しいだけなので個人的な話をしたくなかったので、特にないですね、と疲れて眠いフリして適当にあしらっていた。

 マッサージが本格的に始まると一瞬で寝落ち。途中でいびきしてたと思うし、ちょっと寝言も言ってたっぽい。施術は最高で、終わった後は大満足だった。出されたお茶を飲んでると、セラピストの方が悲しそうな顔で私の目を見つめてこういった。
 「ヤンマーさんて、あまり自分のこと話さないですし、おしゃべりもしないですけど、どうして私のところに何度も来てくれるんですか…?」
 
 いや、私別におしゃべりに来てるわけじゃないんですけど…。
 マッサージが受けたくて来てるんですけど…。

 「雰囲気いいので…」と微妙な返しをして「よかったー。これからも来てください~。」と返されてその場は終わったけど。

 きっとその人にとっては色んな人と出会って仲良くなって交流することが大事で、お店をやってて楽しい理由なんだろうな。だからしゃべりもせず、淡々とマッサージ受けてる私の何が楽しいんだろうって思ったのかな。

 私は人を信用するまでにものすごく時間がかかってしまう。この人は大丈夫。この人は私に害を与えない、確信がないと自分の心をさらけ出せないのだ。

 あと自分が仕事してる信念として、お客さんとプライベートで仲良くならないって決めてる。だから自分がお客さんとしていくときも、その目的のために行くわけで、プライベートで仲良くなろうとは思わない。(ただコミュ力が低いだけかもだけど)お金が絡んでるからそれ以上の対価は求めないし、自分も与えない。

 こんなこと言いつつ、ただ自分が友達が少ないだけなのかも。仕事云々関係なくみんなとすぐ仲良くなれて言った先々で仲間がいる人を見ると少し羨ましくなることもあるし。でも私はそれがしたい訳じゃないから。

 休みもあと1日で終わっちゃうな。今日は朝ご飯しっかり食べたから夕ご飯をそんなに食べなくても満足だし、間食もあんまりしてない。規則正しい生活って大事だと思ったそんな連休二日目。

 明日はズボンの裾上げとアイロンがけ、前から作りたかった茄子とトマトのパスタ作りに挑戦するぞ!

 

 

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