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iPhoneで、すごい星空が撮れちゃった!

※この記事はナイトモード搭載のiPhone11、iPhone15を使った体験記になります。iPhone SEシリーズやアンドロイドOSでも、夜間撮影アプリを使えばおおむね同じことができるようですので、興味のある方は参考にしてみてください。


こんにちは、トヨタ白川郷自然學校のやんまーです。

いや、この冬は暖かいですね。みなさんの地域は如何ですか?
白川村も雪は降っていますが、例年に比べて量が少ないです。
長期予報を見ると、どうも気温が高いだけでなく、冬型の気圧配置になることが少ないようです。


雪国で冬型の気圧配置になれば、当然雪。
冬の天気はほとんど雪か曇です。
そういう日が少ないならば…、つまりこの冬は例年より晴天日が多いということ?
おお、これは雪景色×星空を撮る大チャンスなのでは…!?


このことに気づいた日、夜の予報は快晴。
しかも新月。
星の撮影には最高のコンディションです。
一眼レフの充電が間に合わなかったので、手軽に撮れるスマートフォン撮影を試してみました。
無印のiPhone15で撮影した画像がこちらです。

敷地内にある合掌家屋と、オリオン座
ホイールローダーと冬の大三角



えっ!こ、こんなに撮れるの…!?


「丁寧に撮れば、そこそこいけるかな?」くらいの気持ちで臨んだのですが、いやいやいや…。
衝撃的な数の星が写りました。(是非拡大してみてください。)
星が多すぎて訳がわからないので、星座の補助線をつけてみました。

いっかくじゅう座をピックアップするのに苦労しました(笑)


かに座の横にある線は飛行機の軌跡です

天の川のはじっこあたり。
時間が早ければ冬でもギリギリ見られるみたいです。


よく見ると、アンドロメダ大星雲や、オリオン大星雲、かに座の散開星団まではっきり確認できます。(これには本当に驚きました。)
スマートフォンでこれだけ撮れると、星空撮影がぐっと身近なものになりそうですね!

iPhone11でも撮ってみました。
15ほどではないですが、こちらでもかなり星が写っています


さて、気になる(?)撮り方なのですが、難しいことは何もしていません。
iPhoneを三脚に固定して、ナイトモードで30秒露光するだけです。

三脚は必須です。
スマホを固定して、構図を決めます。

1,500円〜2000円くらいで買える、
スマホホルダーを使ってます。


次に、ナイトモードを設定します。
暗い環境でiPhoneのカメラアプリを起動すると、選択できるようになりますので、スライドバーを一番右側に持っていき、「30秒」に設定しましょう。

揺れを感知しているらしく、
手持ちだと10秒以下しか設定できませんでした


ナイトモードの起動の仕方はこちらから。


で、撮れた画像がこちらです。

明るい写真ですが、星は見えてますね。
(周囲が明るいと、星がかすんで消えてしまいます。)

星空撮影は長時間光を取り込むので、なかなか目で見た通りの明るさにはなりません。写真アプリで、自然な明るさと色合いに調整しましょう。

夜は光が少ないせいか、カメラの補正具合が毎回変わるので、撮った後に手動で調整します。

撮り方は以上です。
あまりにも手軽に撮れたので、感動してFacebookで共有したところ、

「街のそばでは明りが邪魔して、同じことをしても星座までは撮れません(羨ましいです)」とコメントをいただきました。

たしかに、以前環境省のプロジェクトに応募して計測していただいたことがあるのですが、自然學校のお客様駐車場(消灯時)は、日本トップクラスの星空が見られる環境のようです。

星空の里として有名な、長野県阿智村と同じレベルです!


以前一眼レフで星空撮影をした時、”肉眼で見えない星も、カメラだと映って楽しいなぁ”と気づいたのですが…
https://note.com/yanmagryllus/n/n1cae2d4eb87a

それがスマホでも簡単にできちゃうなんて!
もしも白川村滞在中にチャンスに恵まれたら、旅の思い出に是非撮影していただきたいです。
とてもおススメです!


現在、担当者が星空撮影セットのレンタルなどを検討中ですので、近々実現したら、またSNSでお報せしたいと思います!


おまけ
iPhoneSEシリーズ(初代は厳しいかも)やアンドロイド機でも、このアプリで撮れるようです。
iOS版で試してみたところ、バルブ撮影モードを起動すれば、ナイトモードを使ったのと同じ効果が得られそうでした。
(15秒をこえる露光から有料。綺麗に撮るためには多分必要です。)
気になる方はチェックしてみてください。
リンクは上がiOS用、下がアンドロイドOS用です。


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