アマテラスが呼んだ「豊受⼤神宮(外宮)」天橋立・トヨウケ-伊勢神宮125社18社【伊勢神宮】
現在の地に祀られることになったアマテラスは言う、一人じゃ寂しい!トヨウケを呼びなさい!と、そして今の内宮と外宮を中心とした伊勢神宮125社に繋がっていく。
伊勢神宮外宮の社伝では、雄略天皇の夢枕に天照大神が現れ、「自分ひとりでは食事が安らかにできないので、丹波にいる食事の神である、トヨウケノオオカミを呼び寄せなさい」と言われたので、外宮に祀るようになったという。
トヨウケの故郷は、京都の天橋立にある籠神社・真名井神社ですね。
一般的には元伊勢籠神社・真名井神社ですが、それ以外も候補地があるようで。。
変更履歴
▼HP
▼アクセス
三重県伊勢市豊川町279
▼祭神
豊受大御神
▼見どころ
外宮の祭神は「豊受大御神」で京都の丹後王国出身であることが日本書紀に記されており、天照大御神の食事係で、産業や食事に関する神である。
では参拝!
車を所定の駐車場に置き「表参道」から参拝した。2020年は、コロナ禍で手水舎を閉鎖しているところが多いが、元々、神社は「けがれ(穢れ、汚れ、気かれ)」を嫌うので、柄杓はどけたとしても、水は流した方が良いと思っているのだが、内宮外宮は手水舎を運用中だった。さすが!
▽火除橋
2017年は2013年と比べて人が少ない・・・夏休みが終わったからかな??と思いつつ、ゆっくり見られるからよいかと参拝しました。
外宮は左側を通り、内宮は右側になります。本殿拝殿の千木・鰹木などもそうですが、内宮とは逆のものが多いです。
2020年は紅葉が残っていた。
▽外宮本殿・古殿地
2013年の参拝時はこちらに鎮座していました。次の式年遷宮ではこちらに本殿などが造られます。式年遷宮を行う期間を20年にしたのは、建物の寿命や宮大工の技術継承説など、いくつもあり不明です。
2017年、2020年は手前が古殿地で、奥が御正宮です。
御正宮には和魂が祀られ、個人的な願いごとはせずに日々の暮らしに心から感謝し、日本の平和、世界の平和を祈るのが基本です。
↑2017年で↓2020年です。式年遷宮から何年たっただろうか?千木・鰹木の金も薄くなり、味が出て来たな~と思う。
奥に本殿が見えます。外宮は女神「トヨウケ」を祭神にしているため、本来は千木は内削ぎで鰹木は偶数ですが(♂はでっぱりがあるので外で奇数。♀は逆で覚えましょう)、千木は外削ぎで鰹木は奇数になっています。そう、内宮は内削ぎ・偶数、外宮は外削ぎ・奇数。
なお、トヨウケの出身地である丹後王国の元伊勢「吉佐宮」ではどうなっているかは確かめてみてください。ちなみに個人的に決めた「吉佐宮」は天橋立・籠神社の奥宮「真名井神社」になります。
やはり伊勢神宮は独特の雰囲気ですな。やっぱ、本殿までのアプローチが重要な気がしました。ひとまず、五穀豊穣と感謝の気持ちを述べました。
↑2017年↓2020年は朝10:00に参拝!まだ少ないな~という感じだった。
式年遷宮の御宮の様変わりする模様(写真)は伊勢神宮別宮「瀧原宮」参照で。
最後に本殿周辺の紅葉を。
▽四至神(みやのめぐりのかみ)
外宮神域の九丈殿と五丈殿に鎮座する「四至神(みやのめぐりのかみ)」という外宮境界を示す立派な社です。内宮にもあります。
▽三ツ石
古殿地の南側にある三個の石を重ねた石積みで、式年遷宮の川原大祓が行われるところ。近年、手をかざす人やお賽銭を置く人がいますが、お祭ごとに用いる場所なので意味がないです。と、看板を立てたりすればよいが、しないのが伊勢神宮ぽいです。ちなみに、お賽銭は自身の穢れ(気枯れ)を付けて捨てる(浄化)する行為なので、失礼な行為だと思います。
「三ツ石」で立ち止まって手を合わせると、強力なエネルギーを感じもらえます。手を思いっきり広げると血液の脈でビリビリと感じられます!?
▽亀石
結構、本などでは探してみましょうと書かれているのですが、あまり気づいている人はいないようです。
上は2013年で、下は2017年です。
亀石です。誰かが落ちたからでしょうか??柵が設けられていました。。こんなのなかったはずなのですが・・。
2017年はこの角度から人が入らないタイミングをずっと伺っていたので、おばちゃんが指をさして盛り上がっていましたね。
▽外宮別宮・多賀宮:トヨウケ@荒魂
個人的なお願いは荒魂のここで願いを伝えます。多賀といえば「お多賀さん」で、イザナミ・イザナギを祀るところが多いです。滋賀の多賀町にある「多賀大社」、淡路島「伊弉諾神宮」が有名でどちらも多賀町ですね。一番初めの参拝はイザナミ・イザナギと思っていました。
上は2013年の写真で下は2017年の写真。手前に社殿があり、左手に古殿地です。次回の式年遷宮は逆になります。
2020年は結構、人がいてビックリΣ(´∀`;)
ふと思ったのですが、帽子は取るルールですよね。マスクは良いのか??とふとNOTEを書きながら疑問に思う。。
▽外宮別宮・土宮:大土乃御祖神 ※2022/07/14更新
御祭神は「大土乃御祖神」で、この神様は境内の地主神であり、宮川堤防の守護神です。土宮の前は式年遷宮山口祭、御船代祭の祭場でもあります。
2017年(上)に比べて2020年(下)になるとだいぶ檜皮葺も傷んできた感じがしますね。
--↓2022/07/14更新
各社の社格は、高い方から別宮、摂社、末社、所管社という順になるのだが、元々は、末社だったようだ。
このお宮は10世紀に記されており、1128年に外宮の禰宜たちの朝廷への申請で別宮に飛び級昇進した経緯がある。これは水害で外宮も水に浸ったようで、こりゃあかん!地主の神などを丁重に祀れ!というので格を上げたとされる。つまりは、「飢饉→菅原道真の怨念→丁重に祀る→北野天満宮創建」というのと似ており、これが日本の宗教観なんですよね。
--↑2022/07/14更新
▽外宮別宮・風宮:級長津彦命と級長戸辺命 ※2022/07/14更新
--↓2022/07/14更新
土宮と同じく末社から別宮に出世したところ。
--↑2022/07/14更新
祭神は風雨を司る「級長津彦命(シナツヒコ)」と「級長戸辺命(シナトベ)」で、雨風は農作物に大きな影響を与えるため、正宮の次に大事にされている。
上は2013年で下は2020年の写真。式年遷宮したのでお宮と説明書きの位置が変わっていますね。
日本を侵攻してきた敵国モンゴル軍に対して「風宮」の神様と内宮の「風日祈宮(かざひのみのみや)」の神様がカを合わせ、神風を吹かせてモンゴル軍の襲来から日本をお守りになったとか。
シナツヒコは奈良・龍田大社の祭神でもあるが、龍田大社では「天御柱大神(あめのみはしらのおおかみ)」で別名シナツヒコとして祀られ、もう1柱は「国御柱大神(くにのみはしらのおおかみ。別名:志那都比売神(しなつひめのかみ)」と妻を祀っている。
▽下御井神社(しものみい):下御井鎮守神(しものみいのまもりのかみ)
外宮別宮・多賀宮に至る石段の右、土宮に向かって左側に鎮座。別名は少宮(わかみや)で、井戸があるらしい・
なお、下御井神社があり立ち入り厳禁だとか。。
▽外宮勾玉池
外宮参拝を終え駐車場に向かうと右側に池があります。ちょっとした休憩所もあるため、そこでゆっくりするのもよいでしょう。で、式年遷宮記念せんぐう館に向かいます。
▽外宮勾玉池の花菖蒲
毎年5月と6月に「外宮まがたま池」に花菖蒲が咲き、15種約14,000株の花菖蒲が美しく咲き、水辺を美しく彩ります。この時期はなかったです。
▽式年遷宮記念せんぐう館
式年遷宮で建立した「せんぐう館」は式年遷宮や伊勢神宮の歴史などを学べます。
注目は実寸サイズの本殿です。外宮・内宮共に本殿は原則、見えないですが、ここでは一部見られます。内宮・外宮のみ許される装飾「五色の玉」も見られます。この本殿に装飾された「五色の玉」を許されているのは内宮・外宮と天橋立・籠神社のみです。我々が実物を見られるのは、籠神社のみです。
▽外宮参道
↑喜多や
外宮の駐車場に停めて参拝する前の11:30ごろに入り、待ちなしで食しました。店内では某テレビ番組で特集されている映像がテレビから流れており、えらい偶然だなと思いましたが、ビデオでした。
明治43年に魚屋から始まり、昭和4年に創業。代々引き継がれた秘伝のタレが自慢の伊勢で伝統あるうなぎ料理店です。正直、子供のころからウナギは苦手なんですが、普通に食べられました!!美味しかったです!!
↑外宮横丁:豚捨
内宮では朝9:30で行列ができる店が外宮に出来ていました!!というのをテレビ番組で観ていて、内宮では待ち時間が多くて諦めたのですが、やっと見つけた!!
コロッケ100円、メンチカツ150円を立ち食い!!内宮で食べるよりこちらがオススメ!!ただ、昼食になるとちょっと早めに入るべし!!
▽外宮横丁:赤福 外宮前特設店
・2017年参拝
伊勢神宮に来たら赤福なわけですが!?明日、内宮に行くし、今日は食べ過ぎだからと拒否していた妻だが、外宮参拝で熱さにやられ赤福で涼みました。妻は赤福氷で、私は赤福を注文。赤福氷は京都・下鴨神社と同じく「氷室のかき氷」でした。驚きは餡とお餅が氷の中にあること。量が多く、スプーンも2個つけてくれたのでシェアしました。
▽月夜見宮・高河原神社
▽御酒殿神社・渡会国御神社・大津神社・上御井神社 ※未参拝
▽渡会大国玉比売神社・伊我理神社・井中神社 ※未参拝
▽山末神社 ※未参拝
▽田上大水神社・田上大水御神社 ※未参拝
▼セットで行くところ(▼旅行記)
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