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紀元前創建!?熊野三山奥宮「玉置神社」は着けばラッキーな世界遺産-熊野詣-2021年秋から15億円で改修中!

神武天皇御東征のときこの地で兵を休め「十種神宝(とくさのかんだから)」の「玉」を鎮め武運を祈願されたことから玉置とした。
修験道の開祖・役行者、弘法大師・空海、天台宗開祖・智証大師も修行した地であり、神様に呼ばれた人だけ行き着くと言う人がいる。

1000m付近にある玉置山の頂上近くに鎮座。崇神天皇の時代に王城火防鎮護と悪神退散のために創建。神代杉をはじめ樹齢3000年といわれる大樹が社もある。

ここを参拝したら熊野本宮大社へ車で1時間のドライブですね。

令和3年年秋から令和10年は大改修
老朽化が進んでいる本殿や重要文化財の社務所など境内の建物を大改修する。総事業費は約15億円。令和10年の完成が目標で、大改修は江戸時代以来約200年ぶりという。

参拝注意
神社近辺になると昔ながらのくねくね道で、対向車とすれ違うのもやっとの横幅のところもある。冬には雪が積もり、落石もあるので安全運転で。
海住山寺、笠置寺、大馬神社あたりを経験した人は余裕かなと思います。
ルートによりますがね・・。youtubeで確認を!

変更履歴
2021/11/07 初版

▼HP

▼アクセス

奈良県吉野郡十津川村玉置川1番地

▼祭神

▽本殿
・国常立尊(くにとこたちのみこと)
日本書紀では1番はじめに現れた神様。なかなかお会いしない神様の1柱。古事記ではアメノミナカとなる。常立杉(とこたちすぎ)がこの神様の依代かと思います。
・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冊尊(いざなみのみこと)
性別を持つ神様で、国生みの神様。アマテラス、ツクヨミ、スサノオという三貴神を生んだ。夫婦杉がこの2柱の依代ですね(ここは言い切れそう)。
・天照大御神
・神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)

のちの神武天皇。磐余杉(ゆわれすぎ)がこの1柱と思う。

○摂社・三柱神社
・倉稲魂神(うがのみたまのかみ)
・天御柱神(あめのみはしらのかみ)
・国御柱神 (くにのみはしらのかみ)

○末社・玉石社
 ・大巳貴命 (おおなむぢのみこと)
  →出雲大社祭神・オオクニヌシの別名

○そのほか
 ・白山社:菊理媛命
 ・若宮社:大山祇命

▼箇条書き説明

  • 標高1076mの玉置山の山頂近くに鎮座

  • 古くから熊野修験行場の一つとされる霊場で、江戸末期に玉置神社となる

  • 神武天皇御東征の途上の地と伝えられている

  • 祭神は「国常立尊(くにとこたち)」「伊弉諾尊(いざなぎ)」「伊弉冊尊(いざなみ)」「天照大御神(あまてらす)」「神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこ)」

  • 神武天皇が東征で熊野から大和に向かうときに、八咫烏の案内で「十種神宝(とくさのかんだから)」を奉納して安全を祈願した

  • 崇神天皇が、天下安泰と悪魔退散を祈願して社殿が創建

  • 社務所・台所は1988年に国指定有形重要文化財に指定

  • 元々は神仏習合で神宮寺だったようで、明治の廃仏毀釈で社務所にした

  • 玉石社は社殿はなく、地中から頭を出した石を磐座(御神体)としている

  • 神武東征以前から熊野磐座信仰の一つとして崇められ、玉置神社本殿と玉置山頂上中程に鎮座

 熊野三山を紹介して参拝。熊野三山では、スサノオを家津美御子大神(ケツミミコノオオカミ)、イザナギを熊野速玉大神(クマノハヤタマオオカミ)、イザナミを熊野夫須美大神(クマノフスミノオオカミ)とし、神と仏と「神仏融合」という思想を持つ。


▼見どころ

 後の神武天皇ことイワレヒコ東征の途上として伝承されています。落石注意の看板がありますが、落石しています!?(笑)。パンクすることなく頂上付近へ。

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▽本殿

祭神は「国常立尊(くにとこたち)」「伊弉諾尊(いざなぎ)」「伊弉冊尊(いざなみ)」「天照大御神(あまてらす)」「神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこ)」となっている。

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玉置神社のはじまりは神武天皇が東征で熊野から大和に向かうときに、八咫烏の案内で「十種神宝(とくさのかんだから)」を奉納して安全を祈願したことからと伝わっている。

そののち崇神天皇が、天下安泰と悪魔退散を祈願して社殿が創建された。ということで、大神神社の神様がいるのかも!!
そして、この世に初めて現れた神様と”初代天皇”という名が入る神武と崇神が創建にかかわっているのが面白い。

社務所・台所は1988年に国指定有形重要文化財に指定されているようです。元々は神仏習合で神宮寺だったようで、明治の廃仏毀釈で社務所にしたようですね(と参拝後に知った。。)。

ちょっとファンタジーなことを少々(この神社のことだけでよい方は次のタグにスキップどうぞ)。

神武天皇と崇神天皇
この天皇は実は1人説がある。端的に言うと、神様には和魂と荒魂の2つの要素があるので、同じように神武と崇神に分けたのでは説がある。確かに神武は戦いに弱く、大和を平定したニギハヤヒ(神武の祖先・ニニギの兄弟)の使いに負け続ける・・。最後は高倉下命(尾張氏の祖)の助けで大和を平定する(ニギハヤヒが神武に譲る)のだが・・(ここはまたの機会に)

ちなみに神武天皇を導いた八咫烏は熊野の神紋ですが、神武を先導したという伝承がある神社は以下です。

賀茂社は斎王がいたりするので裏天皇とかいう説もありますが、そこはスルーします(笑)。ちなみに籠神社と上賀茂神社の祭神は同神という神社があったり・・・神社の由緒を繋いでいくと記紀との関連が見えてきたりして、そのうち思わぬところから出てくる古書や、考古学から事実になったりするのが、神社仏閣の面白いところの1つですかね。

▽神武社・若宮社

御本殿の左隣に「神武社」「若宮社」が鎮座しています。

▽摂社・三柱神社

社殿は伊勢神宮のように質素だが鳥居が赤くてギャップが面白い。

▽夫婦杉

木々が生い茂る神社ではお馴染みと言えば、根元が二股に分かれた「夫婦杉」ですね。イザナギとイザナミですかね。

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▽大日堂社

毎年8月8日には修験道が集まり護摩焚きなどの大祭が執り行われる。大日如来は仏教で一番偉い人で、神道になると初めて現れた「天之御中主神」である。繰り返しになるがここは「国常立尊」ですね。

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▽玉石社

玉石社は社殿はなく、地中から頭を出した石を磐座(御神体)としている。神武東征以前から熊野磐座信仰の一つとして崇められ、玉置神社本殿と玉置山頂上中程に鎮座している。政治家の方でしょうか?本殿とここを繰り返し走っていました。

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しかし、なぜ神様は出雲大社繋がりなのだろうか(厳密にはオオクニヌシの別名)。ただ、境内には「出雲大社教玉置教会」の社があるから、呼び名が同じなだけではなさそう。

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▽霊石三ツ石

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▽白山社

帰りに気づく。

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▽駐車場

玉置神社の駐車場から見える山並み。

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▼セットで行くところ

熊野か吉野しかないような・・。

↑熊野↓吉野

▼旅行記

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