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「食べる」のしんどい。 #2 一人焼肉
朝飯を食べる気すら起こらない日がある。
大抵は二日酔いだ。
二日酔いというか寝不足だ。
眠い。
しかし朝から働かなければいけない。
ダルい。
とりあえずコーヒーだけ飲んで、午前中をやり過ごす。
ほどよく腹が減っている。
何もしなくても腹は減るもんだ。
だから食べなきゃいけないのだが。
こんな感じで完全な無気力。
これは肉でも食わんとやってられんと思った。
だから、肉を食った。
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ドン。
肉ドン。
カルビとハラミである。
米は大盛りだ。祭りか何かかと疑わんばかりの光景。
肉フェスだ。
カルビの油で火柱を上げながら、米と肉を食った。
「うわぁー、こんな弁当箱、見たことあるか」と言ってみたいくらいの狂気の食欲。
ふと隣の女性を見たら、ご飯大盛りのおかわりを受け取っていた。
よかった。つまらないこと言わないで。
食事が終わったので、支払い。セルフレジ。
でもセルフレジ壊れてる。
必死で直してる。
客は並びーの、イライラ。
ここは灼熱カルビ地獄か。
セルフレジ一個だと壊れた時、どうしようもないことになる。
ワンオペなのに、セルフレジパイセン、バイトぶっち。
セルフレジパイセンだって働きたくないことだってあるよ。
労働は面倒。