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中小企業のための専門家派遣制度

前回、「自社ホームページも健康診断しましょう」という記事では相談できる「かかりつけの医」のようなデジタルマーケティングの専門家を持ちましょう!と書きました。
その後どこで専門家を探せばよいのか?と検討した際に一つの選択肢として国の専門家派遣制度があります。気軽に専門家に相談でき、事業成長させるためにどんな施策に取り組むべきかまで具体的に支援してもらえる制度です。

2つの専門家派遣制度
1つ目は、この4月から名称がかわった中小企業119(旧ミラサポ )。
もうひとつは、中小企業デジタル化応援隊事業です。両方とも中小企業庁の専門家派遣制度になります。

違いとしては、中小企業119は今年度2月末までの間に、原則3回まで無料で相談できます。
デジタル化応援隊は、専門家への謝金を一部国が負担してくれる制度です。支援するIT専門家の時給が4,000円だった場合は 最大3,500円/時間(税込)を差し引いた金額(相談者が最低500円/時間(税込)を負担)でデジタル化推進のための支援を受けることができます。

ミラサポ とデジタル化応援隊の専門家として活動してみて相談者さんのお悩みはさまざまでしたが、一緒に考え、取り組んでいくと課題が明確に整理できるので、まず確実に進めることができます。

およそ以下のような流れで目標設定と施策の検討までやっています。

1. 課題をヒアリング
2. ビジネスモデルキャンバスを作成し現状分析
3. ペルソナ&カスタマージャーニーマップ作成
4. 目標設定と施策立案
5. 実行スケジュール作成

今回のデジタル化応援隊でもっともお役に立てたかなと思うことは、やはり課題を整理してやるべきことを明確できたことだと思います。

何名かから「それやろうと思っていたんです!でも、なかなか実行できなかったので、今後やるべきことと優先順位が明確にできてよかったです」そう言っていただけました。

この後、取り組むべき施策は様々ですが、スケジュールまで作ってしまえば、あとは実行するだけです。
皆さんやることが明確になり、今後のとり組みに意欲を燃やしていらっしゃいました。

販路開拓や集客に課題をお持ちの方は、ぜひ国の専門家派遣制度を活用してみてはいかがでしょうか。



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久保田善博 / 株式会社Banso
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