いじめは乗り越えられる!
今はいじめられていても、一回だけ、1回でいいから、今まで見せたことのない自分を相手に見せろ。すると、必ず相手は変わる。いじめやすいタイプから脱出せよ!
オレは現在64才。集大成で自分を見直していた。そんな折、noteの使い方を見ていて、ふといじめに関わる記事を見つけ、読ませてもらった。
これが、現状なんだな~ いじめは本当につらいよね。
オレも、中学に入ったときに経験した。オレの中学は、2つの小学校から入学する。オレがいた小学校では、そこそこやんちゃで、何かと目立った方で、先生や生徒からも目を付けられ、いわゆる朝の学級会では「昨日、田中君(仮称)がまた、掃除をさぼりました」とか「○○君にいたずらしていました」とか、とにかく先生によく告げ口される生徒だった。
中学に入り、もう一つの小学校から来た生徒の中に、健(仮称)といって、ガタイも大きく、ケンカも強いらしい、いつも子分のようなのを連れて偉そうにしているのが同級生になった。
早速、オレはそいつに目を付けられ、いつものように、偉そうにして来られ、「いつでもやってやるぞ」と、オレを脅してくる。オレはケンカしてもとても勝てそうもないし、あれころ言われると、ビビってとても言い返す勇気はなく、ぺこぺこそいつのいじめをいつも素直に受け入れていた。
オレの出身小学校のいわゆる番長も簡単にそいつにやられ、子分になってしまった。ただ、オレはどうしてもそいつが嫌いで、とにかく言うことを聞きながらも、付き合えと言われても、なんだかんだと言い訳を探して、子分にだけはならなかった。
ある日、プロレスが流行っていて、そいつも調子に乗ってオレに何度もヘッドロックをかけて喜んでいやがった。むかつくけど怖い気持ちの方が強くとても逆らえない。やられるがまま耐える日が続いた。
だんだん、やり方が過激になってきて、ある時かなりの痛みがあり、振りほどいたら「オレに逆らいやがって」って、バンバン蹴られた。
その後、何回かいじめられたが、やはり怖いので、黙って耐えていた。倒されて汚れるはすりむくはで、当然親にも言えず、悩む日が続いた。
そんな時、オレの時代では、本宮ひろしの「オレの空」などの硬派漫画や「仁義なき戦い」などの映画が流行っていて、オレも大好きだった。
そんな漫画を見ながら、何とかしてこの嫌な日から脱出したいと、読んでは毎回、気が大きくなり、今度こそ・・・と思いながらも、思うだけで、またやられ、逆らえず何日かが過ぎた。
内容をよく覚えてはいないが、やはり、弱いやつが強いやつに挑むシーンがあり、それを見て「よ~し、今度こそ」ととりあえず誓った。
あくる日もやはり、からかってきてヘッドロックを掛けてきた、オレはその時、昨日漫画で見たシーンを思い浮かべ、勇気を振り絞って大きい声で「いた~、いつまでもなにするんじゃ、なめてたら、あかんぞこら!」って言って目いっぱい振りほどいた。すると、健は吹っ飛んでいくつかの机を倒すほど転んだ。
すると、周りもびっくりして、シ~ンとなり、「やばっ」と思いながら我に返り、急に恐怖心が沸き上がってきた。が、意外にも、今まで黙っていいなりになってきたオレが、急に怒ってそんなことをしたので、健はその一発でびっくりしたらしく、黙って、教室から出て行った。
元小学校の番長が「田中が怒ったとこ、初めて見た」と言って、そいつもびっくりしていた。オレは、とんでもないことをしてしまった、と、体の震えが止まらなかったのを覚えている。
あくる日、ビビりながらも、頑張って登校した。しかし、しかしである。まず、クラスの空気が変わった。みんなオレに積極的に挨拶してくれるは、色々話しかけてくるは・・・びっくりである。
それよりなにより「昨日はかんにんな」て、健がオレにあやまってきた。何度もいじめやがった、あの健がである。健はそういって、席に着き何事もなかったように、授業を受けた。オレはキツネにつままれたようで、夢じゃないよな。まじかよ~と何度も思った。
そして、なんと、その後は2度といじめもなく、オレには少し優しい言葉遣いで接するようなり、日ごとに仲良くなって、ついには家にまで遊びに行くような仲になった。
あとの思い出話として、「ほんま あの時はびっくりした。あの田中があんなに怒ってあんな風にするとは思わへんし」と言っていた。
これを読んでどう思いますか? 後から色々健と話した中で、
①田中は絶対にオレには逆らわない ②田中は絶対に怒らない ③オレより気が弱い と思っていたと、言っていた。
このことでわかるように、相手はなぜびっくりしたか、なぜひるんだか。 ①相手が思ってもいないことをしてきた ②思いもしないことを言われた ③全く知らない自分を見せられた と相手の心情の真逆の振る舞いが相手を変えたのです。
そして、そのために何よりも必要なのは「勇気」「強い気持ち=決断」「きっかけ」です。
オレはあえて厳しいことを言うと、すべてではないことを前置きしたうえで・・・
優しいは=気が弱いのです。 喧嘩ができない。言い返せない。逆らえない。嫌と言えない。どうしてそんなことをするのかと言えない。 これらは、すべては気が弱いからできないのです。もう一度言っっておきますが、優しいことがいいとか悪いとかを言っているのではありません。
・あなたが親子なら、子供に「あんたは優しいから」で片付けていると、社会人になって必ず同じ目に合います。経験がある人はみなさんわかるでしょ!
いま、心を鬼にして、親が、周りが、勇気を出して、接しないとお互いが不幸になる。そう、わかってるけどできないんですよね。でもやるんです!!
親が勇気を出せば、子供にも必ず伝わります。目をつむってはいけない。かわいい子供のために。
・今あなたが、いじめを受けている当事者なら、勇気ややる気が出る本や映画、音楽などできっかけを作り、勇気をもらい、決断し、気持ちを奮い立たせて、今まで見せたことのない自分を出しましょう。
できます!必ずできます。自分を信じて!恐れずに!為せば成る!
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