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プロジェクトメンバーからのメッセージ

この活動報告は、クラウドファンディング最終日となる2022年2月1日に投稿した記事です。

プロジェクトメンバーから、皆様へ

12月1日から開始したクラウドファンディング。あと数時間となりました。
これまで300を超すご支援をいただき、1日に1000件以上のアクセスがあった日もありました。
一人でも多くの方に、ミャンマーについて少しだけ知って頂けたらとの思いで、立ち上がったプロジェクトでしたが、私たちメンバーが、多くを学び、また出会いを頂いた時間でもありました。
期間中、最後の活動報告は、メンバーから皆様へのメッセージをお伝えします。

決して繰り返さない

昨年2月1日のクーデターから1年が経ちました。私としては、「1年経ってしまった」という表現の方がしっくりくるところがあります。
1年前と比べ、日本での報道も少なくなりました。また、かつての軍政時代を知っている人ほど、「ミャンマーは昔からこうだ」と、ともすれば現状を追認することになるような姿勢をとってしまうところもあるでしょう。
しかし、ここでもう一度、実際に自由や希望を奪われたり、命を落したりする人が数多くいることを心に留めておかなければいけないのではないでしょうか?
我々の活動には、直接現地の政治や、国際社会による対ミャンマー外交を動かすような力はありません。しかし、なんとなくミャンマーの現状を当たり前のものとしてしまうような雰囲気に抗うことは出来ると信じています。(A)

ヤンゴンの喧騒が消えたSilent Strike Day

クーデターから一年を迎えた街では静かに朝を迎え、そのまま夕方まで続くであろう事を街へ出て確信しました。
今回もミャンマー全土で静かな抵抗運動の様子がSNSなどを通して国民から数多く出されます。
今日も人の営みは消えず、ですが大きな強い意志を示す為、国民は息を潜めこの国の未来を祈るのでしょう。この街の名を冠した「ヤンゴンかるた」は今日この日を境にスタートする事になります。
4000キロ離れた場所から、同志として活動を共にしていこうと想いを強めています。(新町 智哉)

サイレントデモ直前のヤンゴン

いつかきっと戻る

僕は、ミャンマーに住んでいたとき本当に毎日楽しかった。ミャンマーと「気が合う」って感じだった。クーデターでミャンマーに戻れなくなって、恐ろしいニュースもたくさん聞くけど、いつか僕の好きなミャンマーに戻りたい。
かるたプロジェクトの手伝いをして、ミャンマーのことを好きだったり、心配してくれる人がたくさんいることがわかって嬉しかった。これからも僕ができることを続けます。(晴一朗)

未来をつくるエネルギー

ミャンマーのクーデターが起きてから一年。この一年は、あっという間でもあり長くもあった一年でした。ミャンマーでは今もたくさんの人が、命の危険に晒されながらも、国の未来を信じて、自分たちにできることを続けています。
今、在日ミャンマーの方々の集会に参加しながらこの文を書いているのですが、彼らの自由や平和を求める声やエネルギーが直に伝わってきます。
ヤンゴンかるたを手にしていただいた皆さんは、私たちの仲間です。ぜひこのカルタを通して、遠い国に暮らす人たちについて、一緒に考えてみていただければ嬉しいです。(石川航)

それぞれの違いを超えて

クーデターから1年といいますが、ミャンマーではこれまでも国民が弾圧され、また数十年にわたり民族紛争や虐殺が繰り返されてきました。
私たちが生きる今は、常に一番新しい時代で、多くを過去から学ぶことができます。だから、たとえ私たち若者にはわからない多くの問題があったとしても、それぞれの違いを超えて、未来をつくっていきたいと思います。そのために何ができるのか、みなさんと共に考え、小さなことから行動を続けていきます。(野中優那)

最後まで、どうぞよろしくお願い致します。

ヤンゴンかるたプロジェクト一同




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