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もし前世が存在するなら、自分は癌で死んでるかもしれない
みんなは前世って信じてる?
こんな質問しておいてなんだけど、自分はあるかもしれないとも思ってるし、ないかもしれないとも思ってる。ハーフアンドハーフって感じ。
科学的には証明できないし、信じるか信じないかはあなた次第ってことなのだろう。
別にスピリチュアルな話をしたいわけではないんだけど、もし前世があるなら自分は癌で死んでるかもしれない。
お母さん曰く、自分は幼少期から超健康思考だったらしい。飲み物はジュースよりも水とお茶が好き、食べ物も野菜が好き、甘味なども好まない。まったく子供らしくない、そんな子供だったと教えてもらった。
これは自分で覚えてる話なんだけど、3歳か4歳頃。よく外食する家庭だったので、焼肉に結構な頻度で連れて行ってもらっていた。
焼肉は美味しくて大好きだったんだけど、焦げた肉に対する拒否反応がすごかったの。黒く焦げた肉の姿がなんだか怖くて、肉の焦げた匂いも体がゾワゾワするから苦手だった。
「焦げた肉を食べたら癌になる」
って本気で思っていて、少しでも焦げたら食べなかった。
多分この知識は間違いだと思うんだけど、どこでそんな知識を知ったのかもわからないし、この歳でなんで癌という病気を知っていたのかもわからない。とにかく癌に過敏な幼少期だった。
両親はお酒も飲むし、タバコも吸うし、食生活にまったく気をつかっていない。むしろ不健康部類。そんな両親の元に第一子として誕生した自分が、なぜこんなにも癌に怯えているのか、健康思考なのかは誰にもわからない。
自分のことなのにわからないってなんか癪に障るから「前世が存在するなら、自分は癌で亡くなったんだな〜」って思うことにしてる。癌で亡くなった後悔をきっと今世に受け継いでいるのだ。
思春期突入してからは青年特有の代謝の良さに甘えて、不健康極まりない生活を送っていた。ファミチキとスパイシーチキンとマックを死ぬほど食べていたし、大人になってからは週4でお酒をカブ飲みしていた。青年も幕を閉じかけた30歳手前でもう一度健康思考を取り戻し、今では幼少期とは比にならないくらい健康第一で過ごしている。
もし前世の教訓が今の生活に影響を与えているとしたら、自分の前世は大成功だと思う。今の健康第一の生活は、その教訓を生かしている証拠だから。