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服の物語と向き合う〜自戒を込めて〜
こんにちは!
「僕らの屋根裏部屋」に参加させていただいている佐藤 忠輔(さとう ただすけ)です。ちゅうさんとも呼ばれています。
『僕たちはファッションの力で世界を変える。』
高品質なアルパカニットを中心に、人気のブランド「ザ・イノウエブラザーズ」。
単に良い素材を使うのではなく、生産者の暮らしや取り巻く社会まで踏み込んだブランドです。
そんな彼ら井上兄弟の生き方を書いた『僕たちはファッションの力で世界を変える。』
彼ら生き方に触れてみて、ファッションの裏にある"物語"について考えてみました。
物語の奥底へ
近年、単にブランドのネームバリューだけではモノは売れなくなってきました。
環境に優しくサステイナブルであること、後継者の少ない伝統技術を用いていること。
そんな素晴らしい物語(ストーリー)があることに人は惹かれます。
ザ・イノウエブラザーズはまさに素晴らしい物語があるブランドです。
ただ"環境に優しい"とかではなく、ボリビアなど様々な国の産業の文化や歴史、そこにいる人々の想いを1つ1つすくい上げて、服を作っています。
ただ自分たちが売るだけではなく、彼らの想いを繋ぎ、彼らに良い利益が還元できるよう、ものづくりに向き合っているのです。
世の中には様々な物語を持つブランドが多くありますが、作り手やその先の生産者の想いや背景まで知ることは多くありません。
ザ・イノウエブラザーズはそんな物語の深い部分まで知ることができるブランドなのです。
物語に向き合う
僕は一時期、世間の流行や本に紹介されているからという理由で、着る服を選んでました。
当然、流行が過ぎれば服を手放すし、買ってから合わないと思って手放したものを多いです。
それが悪いとは思いません。
ですが服にどんな物語があるかを気にせず、ただ消費しているように感じてしまったのです。
ファストファッションからインポートブランドまで、世の中のブランドには様々な物語があり、彼らは常に様々な手段で情報を発信しています。
例えばシオタというブランドのデザイナーである荒澤さんは自身のアカウントで、ブランドやプロダクトへの想いを熱く語ってくれています。
こうした物語を知ることが少ないのは、服を纏う私たちが向き合ってないからかもしれません。
少し時間を取って、彼らの物語に耳を傾けてみてはどうでしょう。
より服が好きになるし、長く纏っていたくなるはずです。
2019.09.23 佐藤忠輔