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ころんくんの活動の原点 「歌」について思うこと

すとぷりのころんくんが自身のYouTube
チャンネル「ころんの実況」を解説して2024年
7月13日で8周年を迎えました。

今回はそんなころんくんの「歌」について綴って
みたいと思います。

ころんくんの歌といえばその魅力は「天然水」と
称される澄んだ高音。
YouTubeに投稿されているゲーム実況や生放送の
雑談の声になじんでいるとまるで別人のような
歌声に驚かされます。

もともと彼の歌唱力や魅力的な声については
素晴らしいなと思っていましたが、最近になって
改めて、歌で「伝える力」に一段と磨きが
かかったような気がしています。

魅力的な高音と同じくらい、中低音域も好き

青い空に突き抜けていくような気持のいい高音が
魅力なころんくんの歌。繊細で儚げだったり、
明るく響くその声はどこで聴いても「あ、これは
ころんくんだ」とわかる唯一無二の存在です。

でも私は彼の高音と同じくらい、中低音域の声
に魅力を感じています。

もちろん「どこまで高い声が出るのか」に挑戦
するようなキーの高さで歌うのも単純にすごいと
思って聴きますが、そこにこだわりすぎなくても
いいのではないかとも思っていて、キーを上げ
すぎることで曲の世界観にちょっとそぐわない
かも?とか、高音なので張り上げる声になって
しまうことで歌詞が不明瞭になってしまったり
する場合もあったりして、すごくもったいないと
感じたからです。

これは2017年に投稿された「ヒバナ」の
歌ってみた動画です。

今の歌い方に比べるとカッコよさに全振りして
いて、まるでビジュアル系のロックバンドの
ボーカルのよう。私は第一印象で大好きになり
ました。
それでも男性ボーカルとしては高い声ではあり
ますが、ものすごくパワフルで艶っぽくて、
これを聴いて以来この曲のような世界観の曲を
また歌ってくれないかなと私はずっと思って
いました。

そして、2024年12月26日に投稿された
オリジナル曲「月は綺麗なのに」では、そんな
私の好みのパワフルで力強い声と、澄んだ高音の
繊細さのバランスがちょうどよく、「私の好きな
ころんくんが詰まってる曲だ!」と感動しました。
そこから改めて私はころんくんの歌の世界に
強く惹かれるようになってきました。

独特の揺らぎがクセになることに気づいた。

「月は綺麗なのに」を繰り返し聴いていたとき
私は、音と音との間の「ゆらぎ」が心地よく
感じることに気づきました。

具体的にはサビ前の
「月はこんなに 綺麗なのに」の「なのに」の
部分や、
サビの最後の
「来ないで」の「来な」の部分とか。
他の部分がポンと直線的な音の取り方をすること が多いので、この揺らぎの部分がより際立って
聴こえてきます。

以前「晩餐歌」の歌ってみた動画について記事を
書いたときも同じようなことを書きましたが、
この記事に書いている「メロディのなぞり方が
好き」というのはこの曲を聴いてから気づいた
ことです。

そのほかにこの揺らぎが気持ちいいのが、
さとみくんのソロアルバムに収録されている
デュエット曲「もっと」です。

サビの最後の
「飛べない君を背に載せて」の「きみ」の部分や
「見えないものなんて何もないよ」の「ないよ」
の部分は本当に気持ちいいです。
ここはさとみくんとのユニゾンになっていま
すが、ころん節に引っ張られる形での歌い方に
なっていて、私的には大正解!でした。

ころんくんの歌い方の「ゆらぎ」の何がそんなに
心地いいのかは謎なのですが、その揺らぎの中の
一瞬の不安定さから安定した音に移る瞬間に
「緊張からの緩和」みたいな効果があって、
すごく心に引っ掛かるものになっているような 気がしています。

あの歌声は本当だった(?)

2024年3月31日に放送されたすとぷり公式
生放送は、YouTubeすとぷりちゃんねる登録者数
270万人突破記念として、カラオケ配信が行われ
ました。
そこで、メンバーそれぞれがソロ曲を歌う場面が
あり、ころんくんは代表曲「敗北ヒーロー」を
歌いました。

これが本当に見事で、メンバーから「オリジナル
からまたパワーアップしてない?」「もう一回
今のころちゃんで撮り直したら?」といわれる
ほど。
一人だけ違う音響設備で歌っているんですか?と
いうくらいの声量とパワフルさで本当に圧倒され
ました。

「敗北ヒーロー」の投稿は2019年5月29日。
それから5年が経ち、ころんくんの歌唱力や表現
力が相当レベルアップしているのだということを
見せつけられる出来事でした。

2024年になって、初めて私はころんくんの
個人放送での歌枠も聴いたのですが、安定の
歌唱力もさることながら、曲の間にちょっとした
雑談も織り交ぜながら進行する中であのギャップ
のある地声と歌声の切り替えがものすごく
スムーズなのにも驚きました。

パワフルで澄んだ高音で歌っていたかと思えば、
歌詞がわからなくなって「にゃにゃにゃにゃ~」
と地声に切り替わって「わかんなーい」となって
またきれいな歌声に戻ったりして「本当に1人の
人からあの声が出ているんだ」と当たり前の
ことに感心してしまいました。

ころんくんの歌声のギャップには、私はJUDY
AND MARYのYUKIさんを思い出します。彼女も
話し声は低くてハスキーですよね。

活動の原点は「歌ってみた」投稿

2014年に歌ってみた動画の投稿から活動が
始まったころんくん。歌をきいてもらえる
きっかけになったらとツイキャス配信者としての
活動が始まり、そこでトークや企画力を磨いて
視聴者を集めることができたのち、現在の
YouTubeチャンネルを開設したのが2016年
(厳密には最初のチャンネルはもう少し前に開設
していたそうですが)。

現在の登録者数は133万人ですが、最初はなか
なか配信も動画も見てもらえなくて苦労したそう
です。

YouTube「ころんの実況」チャンネルのページ
「【ころん】はいったいなにものなのか?」と
いう再生リストに分類されているこちらの動画に そのいきさつが語られています。

この再生リストにはこれから投稿する歌の投稿に
関するお知らせをする実写動画も含まれていて、
ころんくんがいろんな節目にリスナーに歌を
届けるタイミングをすごく大事に考えていること
がわかります。

今や「ゲーム実況者」という肩書ですが、元は
歌を歌い始めたところから活動が始まっていると
いうことは、彼にとって歌はすごく思い入れの
ある活動で、曲を投稿するたびに発せられる
「聴いてほしい」という思いは並々ならぬものが
あるのでしょう。

ころんくんの活動スタイルは自由でおおらかで
マイペース。必要以上に自分を着飾ったりする
こともないし、耳障りの言いセリフやカッコ
つけたお世辞もなし。面倒な時は「めんどく
さい」と言い、嫌なものは「やりたくない」と
はっきり言います。

でもそんなありのままの自分を大切にしながら
も、YouTubeへの動画投稿は毎日継続してくれ
たり、そのタイミングや内容もいろいろと気を
使って調整してくれていたりして、「リスナー
さんを楽しませたい」という気づかいの細やかさ
やアイディアにいつもびっくりさせられます。

そして、その思いを一つの作品に込めるものの
一つが「歌」であり、だからこそ妥協せずに
レベルアップを図ってきたのだと思います。

これからもきっとすとぷりとして、ころんとして
その活動の節目には想いを歌に込めて妥協しない 形にして届けてくれるのだと思います。

そこに私たちリスナーは彼の魅力的な人間力を 感じながら、大切に受け取っていきたいです。

今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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ヤネウラミシン
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