発売1周年!さとみくんの1st フルアルバム収録曲をまだまだ語りたい!
2023年9月13日、すとぷりのさとみくんの1st
フルアルバム「Never End」が発売されました。
そして、今日はその日から1年。
ダウンロード、ストリーミング配信はこちら
アルバムのレビュー記事
その1はこちら
その2はこちら
その3はこちら
今回は発売から1年経った今、収録されている
全曲の「歌詞」にクローズアップして、それぞれ
の曲の中の印象に残るフレーズを挙げて、改めて
このアルバムやさとみくんについて思いを馳せて
いきます。
1.Never End
未だにこの曲をオープニングにした決断てすごい
ことなあと思いながら聴いています。アルバムの
リード曲ってオープニングにする必要はないと
思うのですが、あえてこの位置にこのテイストの
曲っていうのが、さとみくんならではのこだわり
なのでしょうね。
アルバムのオープニングとしても、過去から
未来へ終わらない愛を歌うというのはとても
素敵だなと思う一方で、曲全体に漂う未練の思い
がどうしてもぬぐえなくて切ないなと思って
聴いています。
それはサビの歌詞の通り「過去にDynamite」
くらいしないと前に進めないのかもしれません。
それだけ過去の愛が真剣で本物だったので
しょう。
でも、もはや過去を振り払うというより、そも
そも過去にしない、今のものとしてしっかりと
抱えていくような力強さや覚悟も感じられて、
今も曲全体に込められた思いから目をそらさない
ようにと気合が入ってちょっと緊張して聴いて
しまいます。
2.感情色
さとみくんの普段のお話を聞いていると、自分の
こともいろいろお話してくれるだけではなくて
「みんなはどうなの?」と問いかけてくれること
もよくあります。私はそのたびに自分のことを
いろいろ考えては、新たな自分の考えが生まれて
くる楽しさを感じています。
この曲では、
1コーラスのサビの最後は
なのですが、
最後のサビの最後が
になっています。
歌の最初は「君」に対して思っていることを表現
していて、中盤で
となり、一気に「君」は受け身から能動的に切り
替わっていきます。
「こぼれる感情」は相手の奥の方にあるものを
のぞき込むことで見えている感情という感じが
あるけれど、「あふれる感情」となると、もう
とめどなく隠しようもなく表に出てきてしまって
いる感じがします。
この変化が、さとみくんの歌や声、そこに込め
られた思いに突き動かされる自分の気持知の動き
にリンクしている気がして、よりリアルに私の
心に響きます。
3.ヨーイドン
2023年のさとみくんの誕生日に公開された曲。
そのせいかこの曲を聴くと、辛くながかった
コロナ禍のトンネルを抜けてからもいろいろと
困難があったさとみくんが、転びながらも全速力
で頂点へ向かおうとする様子が思い出されて心が
キュッとなります。
ここでは、頑張るさとみくんを応援していたら
ふいに「君だけの色をおしえて」と尋ねられる
ようでハッとしまします。
このフレーズで、彼の真っすぐさ、力強さに、
私もすぐに気持ちを真っすぐに伝えなくちゃ!と
いう気持ちにさせられます。
「感情色」の発表からは1年経って、少し優しく
大らかになったさとみくんだけれど、与えて
もらうだけではなく、こちらからも思いを届ける
ことでさとみくんが幸せだと言い続けてくれるの
なら、私も負けずにたくさん思いを届けていき
たいです。
4.シューガーテイスト
最初から最後までさとみくん本人を思わせる
フレーズオンパレードの曲。
私はこの曲をよりさとみくんに近く思わせるもの
として、「言い回し」があると思います。
これらの言い回し、さとみくんの声で脳内完全
再現されますよね。
さとみくんがすとぷりメンバーと話しているのを
聴くとちょっとぶっきらぼうな言い回しが多く
て、そこが彼の飾らないキャラクターを印象付け
ています。
この曲がより素のさとみくんに近く聞こえるの
には、こうした言い回しも本人に寄せて表現
されているからだと思います。
5.Save you
この曲は全編英語詞。冒頭で紹介したレビュー
記事にも書きましたが、すごく歌うのに難しい
詞でさとみくんの苦労の跡が伝わってきます。
そんな中でも、初見で聴いてその意味と内容が
伝わってきたフレーズがこちらでした。
未だに何も見ずにワンフレーズ歌えるのはこの
部分だけかもしれません。この曲の中では一番
音とリズムが歌いやすくて好きで、仕事中や移動
中など不意にここだけエンドレスで口ずさんで
いることがあります。
日本語にすると、あまりにストレートすぎて
使い古されたキザなセリフにも聞こえてしまい
そうな内容ですが、英語だと嫌味なくすっと
入ってくるのが不思議です。
6.My Heroine
大好きな女の子への思いを一途に歌うこの
曲は、大人の自分はちょっと聴いていて照れ
くさくなってしまうほど、いじらしくて純粋です。
何度も聴いていると、この曲に出てくる男の子
と女の子はどんな関係性でどんな未来を迎えた
んだろうかと思いがめぐります。
よく読むと「もう二度と」切れないように、
なんです。ということは一度切れてしまった、
もしくは切れそうになったんですね。
そんなことを考えていると、この歌はそもそも
何を主題にしている曲なのかと迷いも生まれて
きました。幸せな曲だと思っていたけど、
そんなことないかもしれないな、と。
MVを見ていると最後に二人は結ばれています。
でもこれは、歌っている男の子の願望で、夢なのか。
運命の赤い糸が切れたというのは何が起きたんだろう。
そして、その赤い糸がもう二度と切れないように
かける魔法ってどんな魔法なんだろう。
そんなことを思って心配な気持ちになります。
MVの影響もあってか、この曲で歌われている
恋心にはちょっと幼さも感じられるので、実は まだまだ前途多難な歌なのかもしれないと最近は
思っています。
7.PRESENT
この曲で一番ポイントだなと思う歌詞は冒頭です。
この「ねえ」で、この曲は相手の人に対して
届けている言葉がそのまま綴られていることが
分かります。それを表すように、後の詞もこと
ごとく「主語」がないまま進んでいきます。
このように「君が」僕にとっての最高のプレゼント
だよということなのに、主語はありません。でも
目の前に相手がいたり、触れ合ったり見つめ
合ったりしていたら、それは主語が無くても
相手に対する言葉だとわかります。
そんなダイレクトに気持ちを伝えられる近くて
深い関係であることが効果的に伝わってくる
表現だと思います。まさに、この曲、この言葉
そのものがPRESENTでもあるといういうこと
なのかもしれません。
このPRESENTは、私が参加したこのアルバムの
リリースイベントのタイトルでもありました。
距離の近さや思いの深さとかが伝わるこの曲は、
リリイベの距離の近さも相まって私にとっても
大切なプレゼントになっています。
8.Starlight Moonlight
このアルバムの中では、最もファンタジーな世界
を歌っている曲。星の王子のさとみくんと月の
王子の岡本さんのどちらを選ぶか、いつも考え
ながら聴いています。
全体的に、二人の王子様がかわるがわるアプロー
チしてくれる幸せすぎる曲ですが、私が気に
なっている歌詞はこちらです。
こんなにグイグイと僕を選んでと言い寄ってくる
のに、願っていることのひとつ目に「君が幸せ
なこと」を挙げてくるとは。これにはグッときて
しまいます。
「僕だけに笑いかけてくれること」よりも先に
相手の幸せを願ってくれているだなんて、優し
すぎて頭抱えてしまいます。
いや、もしかしたら戦略なのかもしれませんが、
そんな戦略なら承知の上で掛かっていこうかと
思えてしまうくらい完璧な王子様。二人の間で
今しばらくどちらにするかは決めずにいようと
思います。
9.Contact
すとぷりメンバー4人で歌う恋の曲。誰かを
好きになるときの気持ちっていつになっても
愛おしいものだなと思います。
これはまさに普段から私がさとみくんに対して
抱いている感情そのものです。放送でのお話では
たくさんの言葉をくれるさとみくんですが、
それ以外のSNSなどではそれほど多くを語らず
シンプルなメッセージです。
だからなのか、たまに伝えてくれるちょっとした
ひとことに浮かれたり、満たされたりするの
です。Xでは「はいおはよう」だったり「よっ」
だったり本当にシンプルすぎる文面を投稿する
ことも多いのですが、そんな何気ない言葉で
あればあるほど、存在や重みが増すことも事実です。
さとみくんからのそっけない言葉がに湧き上がる
気持ちを覚えるたびにこのフレーズを思い出しています。
10.もっと
この曲は全体的にずっと不安で、満たされて
いなくて、相手の様子をうかがっているような
表現が多く用いられています。
儚く消え入りそうな相手の人を、壊れてしまわ
ないように大切にしている様子が感じられます。
でもこの歌詞のように自分の相手への「思い」は
間違いなくはっきりとぶれずに言い切れています。
他の個所が「~したいよ」「~させてほしい」と
いう表現がある中なので、すごくこの部分が
際立って強く伝わってきました。
「永遠に一緒ね」という言葉がずっと叶うように
と祈るような気持ちになってしまいます。
11.ずるいひと。
この部分・・わかるんです。すごく、よくわかり
ます。
分かってしまう私の過去の恋愛遍歴を披露する
気はないのですが、不毛な恋愛をしている時の
得も言われぬ孤独感を、本当に「それしかない」
という表現で伝えてきてくれたことに衝撃を受け
たフレーズでした。
ちなみに不倫はしたことありませんので、
念のため。
12.悪い子のダンス
制約の多い学校生活から羽目を外していこうぜと
いう内容の歌で、その誘い文句が印象的です。
「お楽しみは後からにしてください」と言って くる大人に対して言っているのだと思いますが、
自分が大人として考えてみると逆かなとも思って
います。
楽しいことを我慢して「生きるとは身を削ること
だ」と苦労を強いる気持ちはわかりますし、
確かにその通りだという理屈もわかります。
でも私は、だからいっぱい楽しい時間も過ごして、
少しでも記憶や思い出に残る、今しかできない
ことを若いうちにやっておいて欲しいと思って
います。
苦しみから救い出そうとしている歌ではある
けれど、それ自体が甘い誘いで「それっぽい
うそ」なのかもしれないと逆説的な考察すら
浮かんできました。
歌自体はとてもシンプルですが、いろんな方向
からいくつものパターンで考察しがいのある
面白い曲だなと思います。
13.アサルトラブ
この曲で歌われているような世界観の恋愛に
陥ったことはありませんが、恋愛に限らず他人
との駆け引きにおいていろいろなパターンを設定
してふるまおうとすることは少なからずあります。
そんな面倒なことをわざわざしてしまうのは、
おそらくそうしないと自分の気持ちが真っすぐ
保てないくらい追い込まれた状況だから。
この歌の中では、面倒な関係から抜けられずに
いる不安定でもギリギリな状態が上手く表現され
ていて、このフレーズは特に印象に残ります。
これも、愛しているからこそ。決して健全では
ないかもしれないけれど、愛する気持ちには
嘘がないのでしょう。
14.Midnight Magic
危うい恋にすべり堕ちていく様子を歌っている曲。
途中まではそんな恋に陶酔するような、夢うつつ
で快楽に浸っているようですが、私は終盤の
この表現がずるいなあといつも思って聴いています。
引き返せないところまで来ておいて、なんで謝る
のか(笑)
行きつくところまで行ったからこそ、心が緩んだ
のでしょうか。
そんな本心を曝け出すことに快感もあって、また
この女性は毒林檎をかじってしまうのかもしれません。
15.今日がはじまる
このアルバムの、私の推し曲です。大人になって
からの自分ってほぼほぼこんなことを思いながら
の人生だったななんて思ったりしています。
そんな私が好きなフレーズはこちら。
いい意味で諦めて腹をくくっていて、そうして
前に進んでみたら、案外自分の思い描いていた
方向に近づくかもしれない。
最後の「ほら」がさりげないけれど少し前に
進む推進力をくれているようにも感じます。
これだけのフレーズの中に、無理のない言い回し
で日頃思ってる悶々とした気持ちをズバッと
言い表してくれて、気持ちがいいです。
だから私はこの曲に力をもらえています。
16.ワンダラー
私の中では殿堂入りしているこの曲。さとみくん
の歌だから届く、しっくりとした心地よさが
大好きです。
このサビ部分の「無理しちゃいないけれど」が
すごくさとみくんらしさを感じます。しんどい
ときに、ちょっと自分を奮い立たせて気持ちを
前向きにしようとする事はあっても、それは無理
をしてるんじゃなくて、自分がそうしたいから
してる。だから笑顔はきっと本心からなんだよって。
そんな風にさとみくんが話しかけてくれている
ように感じて聴いています。
この曲はさとみくんの放送なども見たうえで
書き下ろされたそうですが、飾り気のない言葉の
中にさとみくんをうまく表現しているなと、
聴くたびに感心して、聴き込むほどにさとみくん
が好きになっていきます。
きっとそうなるようにできてる歌なんだな、と
思っています。
以上が、「Never End」の収録曲の印象に
残ったり自分が好きなフレーズの紹介でした。
アルバムを手に入れた1年前と変わらない気持ち
で聴けている曲もあれば、月日がたつにつれて
変化していく曲もあります。きっとこれからも
季節や場所に応じていろんな楽しみ方ができるの
ではないかと思います。
特典やリリースイベントもセールスもとっても
素晴らしかったけれど、私はもっとこのアルバム
そのもの、楽曲が何より素晴らしいと思って
いて、今からでもこのアルバムを新たにいろんな
人に手に取ってもらって聴いてほしいです。
さとみくんが渾身の思いで生み出してくれた
この作品を、これからも私の人生が続く限り
大切にしていきたいと思っています。
今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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