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理学療法士が新たな視点を得るためにアート思考を学ぶべき3つの理由

理学療法士として、行き詰まりを感じることはありませんか?
 臨床現場で患者一人一人に合わせた治療計画を立て、実践する中で、教科書やセミナーの知識だけでは対応できないことに直面することも少なくないはずです。特に5年目くらいになると、実習生や新人の指導を行う立場になり、さらに新しい視点が求められる場面が増えてくるでしょう。

 そんなときに役立つのが「アート思考」です。アート思考とは、物事を柔軟に捉え、既存の枠組みにとらわれずに問題解決を図る思考法です。特に、理学療法のように一律の答えがない分野では、このクリエイティブなアプローチが効果的です。

 この発想のヒントとなるのが、末永幸歩さんの著書『13歳からのアート思考』です。この本では、アートを鑑賞する中で、「意見」と「事実」を明確に分け、自分自身の考えを深めていくプロセスが紹介されています。理学療法士が臨床現場で行き詰まった時に、このような新たな視点を取り入れることで、患者さんにとってもより良いアプローチが可能になるはずです。

 この記事では、理学療法士がアート思考を学ぶべき3つの理由について、具体的な事例やメリットを交えながら解説します。新たな視点を得て、理学療法士としてのキャリアや日々の臨床活動を、さらに充実したものにしていきましょう。


アート思考がもたらす3つのメリット

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