採用権限がある人に出会うには~転職戦略(3)~
こんにちは、ひとりしゃちょうです。
前回は自分という商品を売るためにまずはマーケティングをして、履歴書や職務経歴書をブランシュアップするという話をしました。今回はどうやって企業に直接応募するか(売り込んでいくか)を考えてみたいと思います。
企業側にとって、直接応募とは・・・
「エンドユーザーに出会うこと(マッチング)さえできれば、自分という商品は必ず売れる」。そこまで、マーケティングができた場合の後の話をしていきます。
企業に直接応募する場合、当然、企業のホームページから応募することになると思います。恐らくその時点で、人材派遣会社(エージェント)を使っている人とはある程度の割合で差別化できると思っています。なぜなら、ほとんどの人が直接応募するのに気が引けて、正規ルートの(みんながやっている)人材派遣会社を通して、就活をしようとするからです。前にも言いましたがみんなと同じは、真面目と評価されて選ばれるどころか、ほとんどが埋もれてしまうと思います。
それともっと現実面で、人材派遣会社経由で採用してしまうと、企業は年収に応じた成功報酬を人材派遣会社に支払わなきゃならないので、できるだけ直接応募してきた人の方が採用したいと思います。成功報酬もバカにならない金額ですし。同じ人材だったら直接応募の方を採用するはずです。
だれに会えばいいのか
ただ仮にホームページからの直接応募であっても、ライバルは多いんじゃないかなと思います。なぜなら当然それ自体も正規ルートなんで。
一番大切なことは、採用権限がある人と出会うことです。すなわち、求人を出している担当部署の部長、あるいは人事部門の部長です。もっと言えば、本当は社長です。その人達に、履歴書や職務経歴書を読んでもらって、面接をしてもらえれば、採用してもらえるはずです。エンドユーザーにさえ出会えれば、必ず売れるところまで、ブラッシュアップしてきたわけですから。
間で窓口をやっている中間担当者の数が多ければ多いほど、エンドユーザーのニーズとズレてきてしまいます。また自分の価値に気付いてもらう確率が減っていきますので、極力、エンドユーザーとコンタクトを取りたいわけです。
採用権限がある人に出会うためにはどうすればいいのか
ではどうすれば、エンドユーザー(採用権限がある人)に出会うことができるのか。
自分なりに思い浮かぶやり方は以下の3点になります。
a) 直接会う
b) 直接郵送する
c) 直接SNSでコンタクトする
a)は誰か内部の人に紹介してもらえれば早いんですけど、なかなか気合いがいる作業になると思います。大物に会う系のYOUTUBEとかでも見た事ありますけど、よっぼど腰を据えないとハードル高いなって印象です。特にこのコロナ禍ではガードも高いでしょうし。ただ実際に社長に出会えてしまえば、話を聞いてくれる可能性は高いと思います。社長って瞬時にソロバンたたきますし、そういう変人が好きな人が多いですから。
また、エクスポ系の展示会や学会、交流会、セミナーなどはいいかもしれません。応募希望の部署の部長が登壇したりするので、事前に誰が出演するか把握できますし、ターゲットを絞りやすいです。
b)は郵送応募していない会社限定のアプローチ方法です。本社宛に郵送することになると思いますが、大手企業であるほど、受け取った担当者は郵便物を自分の手で廃棄しないと思います。廃棄リスクがありますので、必ず捨てる権限がある人まで渡るはずです。場合によっては、人事部長の手まで渡るかもしれません。ただ逆に、直接郵送する人達は一定数いるはずですから、既に廃棄するシステムが出来上がってしまっている企業は、言語道断で窓口で廃棄されてしまうかもしれませんが。
システムさえなければ、確率が高くなるやり方だと思います。イレギュラーな方法ほど、人の印象って残りやすいですから。
c)は現代社会では、一番労力としては低いやり方ではないでしょうか。属性をこちらから簡単に調べられるので、エンドユーザーを見つけられる可能性が高いです。特に偉い人ほど、○○部長やら社長って肩書を書きたがりますし。
人事部長については、直接連絡を受けた経験がある人もいると思うので、多少ガードが高い人もいるとは思いますが、担当部署の部長は恐らくほとんどそういった経験がある人はいないんじゃないでしょうか。であれば、うまくやり取りできれば、きっと履歴書や職務経歴書を読んでくれると思います。人って経験がないことに、必ず好奇心を示しますし。
以上より、3パターンを考えてみましたが、その他にも複数絡めて、アプローチするのがいいと思います。営業の世界ではメディアミックスがいいと言われていますし、どこかで一度目にした人は、他の媒体で再度目にした瞬間、圧倒的にハードルが下がるって聞きます。
とにかく時間をかける
最後になりますが、就活や転職には時間をかけた方がいいと思います。そもそも前回、採用とは非常に高いものを売ろうとしているっていう話をしましたが、超高級マンションなんてそう簡単には売れていきません。さらにその採用自体が終身雇用の場合、下手をしたら自分の生涯年収を決めてしまう可能性があるので、安易に安売りしてはならないと思います。
また買う側(採用企業)のタイミングだってありますし、そもそもいつでも売れるものなんて世の中にありません。お客さんが欲しいと思った瞬間に、最大限アプローチできるような体制を自分の中で整えておく必要があると思います。会社の一部門で人を増やしたいと思っても、事業部長や社長に稟議を通さなければならないので、会社内でも気が遠くなるような手はずを踏んでいるはずです。失敗ができない買い物です。
だからこそ、逆に向こうからアプローチをしてもらえるくらい、SNSなどで自分をアピールするぐらいの余裕を持って、準備しておくのが良いと思います。
以上、起業をして10年目を迎える僕が、サラリーマンに転職する場合どうアプローチするかって話でした。ご清聴ありがとうございました。
ビジネスブログサイト「BIZPERIENCE」にてひとりしゃちょうの投稿を掲載中!
ぜひ遊びに来てください!
https://bizperience.com/profile/rLsHt8kki7XmHTOhRLi5C8pqFBK2