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Hovvdy @渋谷WWW

2023/10/20

テキサスからHovvdyがやってくる!YO!YO!YO!
Hovvdyは2021年のアルバム『True Love』でどハマりして、来日してほしいーなー、でも音楽的に日本にはあまり馴染まないUSインディロックだから難しいかな…とずっと思っていました。しかしSMASHにHovvdy好きのスタッフさんが居り、今回朝霧jamで来日決定、東京での単独も実現と相成りました。SMASHのスタッフさん、本当ありがとうございます!!

フロントアクトは、USツアーでHovvdyのCharlie Martinと同行したという青葉市子さん。個人的に青葉市子さんのライブを観るのは、2012年の独演会以来実に11年ぶり。あの頃はライブがある度に可能な限り行っていましたが、次第に機会がなくなってとうとう11年も経ってしまいました。このタイミングで偶然彼女のライブを観れることになったのも嬉しかったです。
そんなわけで、久々に青葉市子さんのライブを観た身からすると、魅力はそのままに、5倍?いや10倍?くらい表現が大きくなっている気がしました。声の通りの良さ、音響処理へのこだわり、ギタープレイの正確さ、鍵盤への挑戦。全てが当時から大きくレベルアップしていて、それに比例して評価も上がってきているのが頷けました。
当人はとにかくHovvdyとの再会が嬉しかったようで、曲間は常にニコニコしてハッピーなオーラを振りまいていました。とても幸せなフロントアクト、というか「フレンドアクト」でした。

さて本編Hovvdyです。特にSEなくしれっと登場、この辺はインディバンドらしい飾らなさ。ただし演奏が始まれば珠玉の楽曲がバンドの勢いを得て煌めきを放ちます。冒頭の「Mr. Lee」の印象深い'Wake Up'のリフレイン、早くも来た「Junior Day League」、エモーショナルな「Feel Tall」。もうこの時点で私の心はわしづかみです。
特に熱かったのは中盤の「Cathedral」「Town」「Everything」の名曲3連打。よくこんなセットリスト組んでくれたな!と思うくらい熱い展開でした。特に「Everything」は後半のエモ炸裂プレイが凄まじく会場大喝采。あと「Cathedral」はメンバーがシンガロング求めてたので、朝霧でHovvdy観る予定の方はコーラス覚えておくと良いです。
他に印象深かったのは、1st album『Taster』の楽曲。「Pretend」と「Problem」の2曲をやっていましたが、どちらもCharlieが'Old Song'と紹介してからプレイしていたんですね。2017年の曲なので、そこまで古くないと思うのですが…。ただ楽曲の持つ蒼さも加わって、Hovvdyというデュオが急速に発展を遂げてきたことも示す2曲ではありました。

アンコールでは青葉市子さんとメンバー2人だけで登場して共演。元ラーメン屋店員のCharlie念願だった日本のラーメン屋は、博多天神に行くことになったそう笑。1曲会場全体でコーラスして、ラストは大名曲「True Love」をエモ200パーセントの演奏でブチかまして大団円。この曲が示したように、音源では宅録感も漂うHovvdyの楽曲がライブで(バンドメンバー+2名の力も加わって)輝きを放つ、その過程を共に体験できたのはすごく嬉しかったです。

今日はサマソニ以来のちゃんとしたライブ参加で、行く前は娘の寝かしつけが上手くいかず結構焦ってたりもしてたんですが、最終的には気持ちの中の足りない部分を全部掬って(救って)くれた、そんな一夜でした。ありがとうHovvdy & Ichiko Aoba!

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