「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」から学ぶ。
学び方について
本当にこの学びで正解なのだろうか?
このような疑問は何度も、何度も、何度も抱くことになるだろう。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」と帝国宰相、オットー・ファン・ビスマルクの言葉が思い出される。
「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ最初から誤りを避けるために、他人の経験から学ぶのを好む。」といった内容だったろうか?
二つの非効率な学び方のフレームワーク(枠組み)
学び方というものに関して我々はあまりにも、心もとないフレームワークでの教育しか行われてこなかった。この図が示すのは我々が教育で与えられた、物事に対する取り組み方のモデルである。
なんら問題などないように見える。
しかし、言葉に変換すると問題点が見えてくる。
上の経験型を言葉に変換すると、
行き当たりばったりでも良いから、とにかく行動しろ。
失敗してもいいからとにかく試してから、その都度修正していき答えにたどり着くというもの。
下の知識型はあらかじめ、
こうすれば成功するという、一本道を示される。
では、いったい何が問題で非効率なのだろうか?
経験型の問題点は、成功するまでの道のりがしばしば長く、中々答えにたどり着くのに時間がかかる事が挙げられる。
知識型の問題点は、寄り道が一切ないという事である。
軌道の修正がきかず、また、道にそれてしまう場合、経過で答えが変わってしまう恐れがある。
学習型
そこで、学習型というフレームワークが望まれる。
自ら、最小の形での失敗をしてしまって、知識を得て、それに加えて他人の失敗例から上手に知識を得ると言った手法である。これにより、失敗を正しく、一般化する事で未経験なことや経験不足な事に関して効率的に取り組むことができるはずである。
改めて、ビスマルクの言葉を思い出し、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」という言葉が身にしみてわかるような気がする。
次は、失敗をどのように分析するかについて書いていきたい。
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