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今月の野鳥(JB2018年1月号)

「地の続くかぎり、種蒔きも刈り入れも/寒さも暑さも、夏も冬も/昼も夜も、やむことはない。」(創世記8:22)

明けまして、おめでとうございます。2017年度も無事主イエスのご降誕を迎え、新年となったことと思います。2018年はどのような年になるでしょうか。今月の鳥は正月らしく赤い鳥で、オオマシコと言います。綺麗な紅色をしていますが、実物を見たことのある方は、ほとんどいないと思います。夏はシベリア等で繁殖し、冬は中国、朝鮮半島に南下、一部が日本の山地で冬越しをします。都市部にはまず訪れることがなく、ましてや冬の山岳に訪れる方も多くはないゆえに、知られることの少ない小鳥です。しかし、この紅い姿になるには、先月のルリビタキ同様4年の歳月が必要なのです。
(撮影2017/1/7埼玉県森林公園にて)

冬の赤い小鳥と呼ばれている、アトリ科に属するオオマシコ。赤という色は、紅色の羽色を持つ鳥たちと朱赤色を持つ鳥たちに分かれるが、オオマシコは紅色の鳥たちの代表格だろう。ベニマシコもそうだが、このオオマシコも物音に非常に敏感なので、近づくときは注意を要する。関東圏でオオマシコを見ることができる場所は非常に限られる。大体1000m近辺の標高の山地を越冬場所にするからである。成鳥になると、喉元とこめかみ部分が白くなるのが特徴で、白髪といった雰囲気である。


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