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今月の野鳥(JB2018年7月号)
「主はわたしを青草の原に休ませ/憩いの水のほとりに伴い、魂を生き返らせてくださる。」(詩篇23:2-3a)
暑い時期は、高原の涼しく爽やかな風が恋しくなります。その高原でよく見かける鳥がこのノビタキです。ノビタキは夏鳥ですから、春、日本に南から渡って来る頃オスがオレンジと黒のコントラスト豊かな色をまとい、子育てをして、秋には南に帰って行きます。ヒタキとは火焚きのことだそうで、火打ち石を打ち合わせる時の音に似た鳴き声を持つことに由来するといわれています。英語ではこの鳥をストーンチャットと言いますが、意味がほとんど同じというのはおもしろいことです。分布が広い鳥ですので、イスラエルにも生息しています。詩篇23編が歌われた世界にもきっと居たに違いありません。
(撮影2017/7/7霧ケ峰にて)
ノビタキの写真の難しさは、頭が黒いので目がよくわからないことです。これは、それだけでなく、ピントも少し甘くなるという副産物がついてきます。7月の初めは、ニッコウキスゲには少し早く、レンゲツツジには少し遅いということもあって、花の色どりも少なく少し寂しい感じがします。
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