今月の野鳥(JB2018年11月号)
「瞳のようにわたしを守り/あなたの翼の陰に隠してください。」
(詩篇17:8)
秋になると、冬鳥の群れが北から越冬のために日本にやってきます。その代表的なものの一つが雁(ガン)です。今月の鳥はハクガン。スノーグース(英語名)といえば、私達はダウンジャケットにその羽が使用されていることを思い浮かべます。このハクガンは明治の頃まで東京湾に数多く来ていたことが知られています。2015年秋に58年ぶりに幼鳥のみ3羽が、東京荒川の河川敷にやってきました。幼鳥ということで雪のように白くという訳でありませんでしたが、この光景を見た方は、毎年ここで会えればいいのになと、思ったことでしょう。(撮影2015/11/7東京都荒川にて)
ハクガンは、2012年に新潟の朝日池で見たことがあり、初見ではありませんでしたが、複数羽それも幼鳥ということで、すぐに見に行きました。翌年の3月まで滞在したので、東京周辺の野鳥愛好者は見られた方が多かったのではないかと思います。昨シーズンの冬にハクガン1羽な夏目の池(八丁濠)にやってきたそうで、不便な所ゆえ行きませんでしたが、やはり長逗留したようです。