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今月の野鳥(JB2018年10月号)

「なぜならイスラエルの神、主はこう言われる。主が地の面に雨を降らせる日まで/壺の粉は尽きることなく/瓶の油はなくならない。」(列王記上17:14)

今月の鳥は、エナガ。漢字では柄長と書くとおり、尾が長いのが特徴で、それをひしゃくの柄に見立てて名づけられたそうです。柄杓(ひしゃく)とか瓶(かめ)という言葉を聞くと思い出すのが預言者エリヤを養ったサレプタの女の記事です。生産性の低い古代においては、腹いっぱい食べることは、民衆の夢であったろうと思います。少しも疑わずに信じ続けることの大切さを伝えているように思います。日本にも似たような説話がありますね。滝の水が酒になったという養老伝説です。奈良時代のことで、中央政府にこの話が伝わり、元号が養老となったとか。
(撮影2014/10/26金沢区長浜公園にて)

エナガという鳥は、公園に普通にいる鳥なのですが、集団で周回することが多く、出会う時はいつでも出会え、出会えない時にはなかなか続けて出会えない鳥です。この鳥の亜種にシマエナガがいますが、全く同じような性質の鳥で私自身まだ出会えていません。シマエナガは北海道固有の亜種ということでしたが、最近伊豆沼のあたりでの観察例があったとか。自然繁殖なら良いのですが。


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