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今月の野鳥(JB2019年3月号)

「浅はかな者は熟慮することを覚え/愚か者は反省することを覚えよ。」
(箴言8:5)

組織の中でさまざまの知恵を持っている人のことを、知恵袋ということがありますね。この袋というのは、ふくろう(梟)から派生した言葉であることはご存知でしょうか。森の中に棲息するあたかも瞑想する姿からなのか、昔からふくろうは知恵の象徴でした。今月の写真はトラフズクといいます。腹に虎模様があるのが名前の由来ですが、意外にも人間の身近に棲息する種類で、この写真の個体などは団地の児童公園の中の常緑樹に暮らしています。子供たちの遊び声の中で瞑想するトラフズク。もちろん夜行性が為に、眠っているにすぎないのですが。(撮影2018/3/25神奈川県茅ヶ崎にて)

目の上にある、耳のように見えるものは、耳羽とよび、羽の一種であり、耳ではありません。このタイプのフクロウはミミズクと呼んだりしますが、実際の耳は耳の近くにあるそうです。


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