NO9 資金調達アドバイザーのつぶやき!!#黒字倒産

資金調達アドバイザーの矢内直人です。

資金繰りの失敗は会社を危うくします。一つ間違えば儲かっていても倒産することもあります。

私の父は、中小企業の運送屋の経理を担当していました。        会社の資金が足らなくなると、自分の給料を翌月に延ばすだけではなく、ひどい時には家にあるお金を持ち出し会社の資金繰りに充てていました。決算書は黒字でした。

幸いつぶれることもなく、                      給料も用立てしたお金も戻ってきました。

なぜこんなことが起こったか?

4/30 建設会社の下請けA社に、4月分の売上200万円を5/20期限で請求

5/15 A社が工事の完成遅延で入金が10日遅れる。支払を5月末にしてくれといってくる。

5/19 銀行に追加融資をお願いするも既に今月分を融資済みと断られる。この時点で80万円の不足

5/25 家のお金と自分の給与の遅延で社員の給料支払い

5/31 A社から200万円入金

さあ皆さんの会社はいかがでしょうか?

いつもぎりぎりの資金繰りをしていませんか?もしこのケースがゼロの数がもっと大きい800万円だったら?

給料の範囲内なら従業員に頭を上げ遅配のてもあるでしょうが。もし、これが手形だったらきっと倒産ですよね。

利益は出ていたとしても、お金が足らない状態になったら会社は1円不足していても手形は不渡りとなります。

***まとめ***

決算書がいくら黒字であっても、売上の入金が遅れ、資金不足になると会社は大変になります。日頃から預金を多めに持つとか、すぐに借りられる当座貸越枠を作っておくことも大事です。今は、昔と違って金利は安いですし!!

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・・・・・・・・・・失敗しないで成長する」・・・・・・・・・・・・

公庫勤務26年で1500社以上の融資と12年で中小企業4社計100億円以上の資金調達を行う中での成功や失敗のなかから、財務・労務・営業戦略をお伝えします。

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