【1人・4分・声劇台本】声と私と君
女1
【演じる上で注意点】
1人台本で、様々な人と話していきます。女性をモチーフにセリフを作っていますが、男性がやる場合は、セリフの改変してください。
【台本】
声…それは、音波が空気を震わせる現象
声…それは、自由に操れる、私の武器
声…それは、固有気体、暗闇を導くもの
そんな声を私は頼りにしている
あなたに話しかけられると、嬉しくなる
「いや…///うん…
ありがと、この服かわいいよね?…
えっ!誰が着ても同じだよ?…あっ…でもっ、でもね!
可愛いって言ってくれて…す、すごい嬉しかった…///」
あなたに話しかけられると、イライラする
「しつこいっ!もう!私、行くところあるので!
…いや、聞いてます??…行きませんって!…おごらなくて結構ですから…!
触らないでください!…インスタとか持ってないので!失礼します!」
あなたに話しかけれると、かっこつけたくなる
「そぉ~??いや、そんなことないよー?
うん?…そうかな?…でも、こうやって、足を斜めに出して、少し顎を引くと…どう?…
でしょー?かっこいでしょ?それでそれで!…手とかはこうやって腰に持っていくの!」
あなたに話しかけられると、焦る
「え!ほんとですか!いや、提出したはずなんですけど…
いつ?…先週に渡したと思うですけど…
すいません!すぐに!すぐに、書き直して出すので!
はい!大丈夫です!」
あなたに話しかけれると、怒ってしまう
「ちゃんと聞いてる!?
なんで、そんな遠いところにいるの!?…
早く!…迎えに来てって!
1時間以上も待ってるんだよ!?」
あなたに話しかけられると、めんどくさい
「だから、明日帰るって言ってるでしょ!
大丈夫だって!…うん…
いや、だからっ!……うん。
心配かけないように、電話します…ありがと」
あなたに話しかけられると、愛を感じる
「ふふふ…うん?そうだよー?
知らないの?…ちゃんと、愛、感じてるよ?…ふふふ、
うんっ!…私も愛してるよ?
ずっーと、一緒にいるね」
私は、手話もできなければ、文字もかけない
目も見えない、「声」だけが頼り
声を失うことは、私を失うこと
それだけが、私を「わたし」たらしめる
私が私を自覚し、あなたの前で生きていける
声で生きる
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