ひとりになったよ
生きざまは 背中で語れる
そんな大きな背中は
いつしか木の箱で
眠ってしまった
聞こえますか 僕の声は
届きますか その手には
走ってきたよ 君に
白いバラを 届ける為
染まってきたよ 赤に
赤いバラは 好きですか?
帰って来い 故郷(ふるさと)がある
そんな大きな木の下
いつしか石の下で
眠ってしまった
伝わりますか 振動は
わかりますか ぬくもりは
追いかけた 夢は
白けた夜に 溶けた
求めた 愛は
白液になり 帰ってきた
あがいていた 水の中
あえいでいた 空の下
嫌だ 嫌だ
なにが嫌か わからない
なにが殺す 僕のことを
走ってきたよ 君に
白いバラを 届ける為
染まってきたよ 赤に
赤いバラは 好きですか?