9-2 メイン
同人誌について
この連載は、同人誌『PythonとPygameで作る レトロ風RPG 全コード』を一部抜粋して編集したものです。
同人誌本編には、ゲーム本体のソースコードや、各種のサンプルコード、Windowsで実行できるEXEファイルが付属しています。PDFで290ページの本になります。ぜひ、こちらもご購入ください。
(2024-03-28:ver1.0.4 に更新、2024-03-10:ver1.0.3 に更新)
説明と全体コード
「src/mymod/scene_title/main.py」の説明です。`game.scene.Scene`を継承したクラスです。シーンの内容を定義します。
import pygame
from .. import data, game, image
from . import view
MES_SAVE = "データを\n読み込みました"
MES_FAIL = "データの読み込みに\n失敗しました\n"
class SceneTitle(game.scene.Scene):
NAME = data.scene.TITLE
def __init__(self):
self.sprites = pygame.sprite.RenderUpdates() # 描画更新用
c1, c2 = view.chara.init() # キャラの初期化
c1.add(self.sprites)
c2.add(self.sprites)
game.audio.play_bgm(data.audio.FIELD) # BGM再生
# 更新
async def update(self, screen: pygame.Surface, e: game.event.GEvent):
self.sprites.update() # スプライト更新
self.sprites.draw(screen) # スプライト描画
view.text.draw(screen) # テキストの描画
# 選択キー → シーン変更
if e.key_down == game.event.K_SEL:
game.scene.Manager.set_next(data.scene.MAP)
# オプション キー → データ読み込み
if e.key_down == game.event.K_OPT:
res = data.io.load()
mes = MES_SAVE if res == "" else MES_FAIL + res
await image.dialog.a_show(mes)
インポート部分
まずはインポート部分を示します。
import pygame
from .. import data, game, image
from . import view
作成した`data` `game` `image`パッケージを読み込みます。また、配下の`view`パッケージを読み込みます。
定数
メッセージ用の定数です。メッセージはとりあえずプログラムから分けておいた方がよいです。他言語化をするときに楽になります。
MES_SAVE = "データを\n読み込みました"
MES_FAIL = "データの読み込みに\n失敗しました\n"
SceneTitleクラス
クラスの作成をコンストラクターのところまで示します。
class SceneTitle(game.scene.Scene):
NAME = data.scene.TITLE
def __init__(self):
self.sprites = pygame.sprite.RenderUpdates() # 描画更新用
c1, c2 = view.chara.init() # キャラの初期化
c1.add(self.sprites)
c2.add(self.sprites)
game.audio.play_bgm(data.audio.FIELD) # BGM再生
`NAME`を設定します。`NAME`はシーンの切り替えで必要です。
次にコンストラクターを書きます。コンストラクターでは、画像の初期化をします。タイトル画面に表示する主人公`c1`と、魔王`c2`のスプライトに対して、`add()`関数を実行します。`add()`関数では、描画更新用のスプライト`self.sprites`を設定します。
最後にBGMを再生します。
更新
続いて、更新をおこなう`update()`メソッドです。
# 更新
async def update(self, screen: pygame.Surface, e: game.event.GEvent):
self.sprites.update() # スプライト更新
self.sprites.draw(screen) # スプライト描画
view.text.draw(screen) # テキストの描画
# 選択キー → シーン変更
if e.key_down == game.event.K_SEL:
game.scene.Manager.set_next(data.scene.MAP)
# オプション キー → データ読み込み
if e.key_down == game.event.K_OPT:
res = data.io.load()
mes = MES_SAVE if res == "" else MES_FAIL + res
await image.dialog.a_show(mes)
まずは、スプライトとテキストの描画をおこないます。
その後、選択キー(Space、Return)を押したときのシーン遷移と、オプション キー(k)を押した時のJSONデータの読み込みをおこないます。
次の内容については省略します。こちらは同人誌をご覧ください。
9-3 描画1 キャラクター
9-4 描画2 テキスト
同人誌について
この連載は、同人誌『PythonとPygameで作る レトロ風RPG 全コード』を一部抜粋して編集したものです。
同人誌本編には、ゲーム本体のソースコードや、各種のサンプルコード、Windowsで実行できるEXEファイルが付属しています。PDFで290ページの本になります。ぜひ、こちらもご購入ください。
(2024-03-28:ver1.0.4 に更新、2024-03-10:ver1.0.3 に更新)
このnoteの記事と、Webページに一部抜粋版を掲載しています。
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