観る将日記〜2023.11.3 第44回将棋日本シリーズJTプロ公式戦準決勝第2局東海大会〜
こんにちは、やなはらです。
初めての現地観戦JT杯の記録。拙い文章ですがよろしければどうぞ。
観る将を始めた2020年から一度も欠かさず応募し続けたものがある。
JT杯東海大会の観戦権である。初年度落選、次年度落選、昨年落選、今年も無理かなぁと言う諦め気味の中懲りずに応募、初当選!!!ありがとうJT様。
自由席につき入場整理券ゲットのため10:30に会場到着。整理券も抽選だからゆっくり行けてありがたい。
ちなみに自由席入場券は運良く早い番号を当てて最前ブロックの一席をゲット(先にこども大会の入場者がいるのですでに結構賑やか)。
今までテレビ中継に映る場所しか知らなかったので会場全体の雰囲気は初体験なわけだが、立派なパンフレットやこども大会に指導対局、過去のJT杯のパネル、JT杯グッズ販売など将棋にまつわるものだけではなく、Table mark製品の試食配布スペースや製品へのこだわりが書かれた展示コーナーがあり、お祭りのようだった。
なお試食はちゃっかりもらいました。
クリームはほんのり豆乳でスポンジふわふわ、美味しい。ごちそうさまでした。
そしてこのキャッチコピー。
趣味や推しは忙しない日常を忘れて夢中になれたり、知らない世界に足を踏み出すきっかけをくれたり、日常に彩りを添えてくれる楽しい、面白い、素敵、最高な存在である。それなのに不思議なものでそれが高じて苦しくなったり、辛くなったり、色々考えさせられることがある。
そんなときにふと、この「好きな将棋を、好きなように、好きなだけ」のキャッチコピーを見ると、あぁそうだよなと肩の力を抜いて純粋に楽しい、面白いと思えていた気持ちを思い出せる、素晴らしいキャッチコピーだと思う。将棋の部分を別のものに置き換えても通ずるし、ぜひ今後も心に留めておきたいフレーズである。
そんなたくさん展示物やこども大会の雰囲気を一通り味わった後、席に戻るとステージ上では松尾先生が詰将棋クイズを出題中。
子どもも大人も元気に手を挙げ、当たった方は壇上で先生の目の前で手順を見せてその場で先生から景品プレゼント。豪華すぎではなかろうか。私は見守るだけだったが…
その後出演者一同ステージに登場し、対局者のお2人がご挨拶。
子どもたちへ温かいアドバイスと客の入りにびっくりする渡辺先生。
同じく客の入りにびっくりしつつ、対局への抱負を語る糸谷先生。
対局者2人が挨拶を終えると、松尾先生によるJT杯糸谷広瀬戦を題材にした雁木講座。
低音イケボで聞き取りやすい松尾先生のお話、安定の仕切りを見せる中村桃子女流、対戦成績データ予習など準備ばっちり脇田女流、テキパキ大盤操作の熊谷元三段と滝口指導棋士、素晴らしいチームワークで講座コーナーが無事終了。
その後Table markさまよりコシノツヨシくんと一緒に栄養に関するミニ情報コーナー。
ためになる情報にちょっとしたクイズコーナー、ここも手をあげて当たった子どもには先生方から直接景品のプレゼントが!手厚いof手厚い。
その後子ども大会の決勝戦。
低学年・高学年の部ともは決勝はたくさんの観衆に見守られながら指すという、とても華々しいものである。舞台に上がってすぐは緊張の面持ちであった決勝進出の4名も、盤に向かえば盤上に没頭しており、その集中力は目を見張るものがある。私が同じぐらいの頃で集中力を発揮していた時と言えばマントマリオで一度も地面につかずにゴールするという謎の縛りプレイをしていた時ぐらいだったと思う(年齢がばれるぞ)。観戦者の中には対戦したと思われる子もいて「〇〇君、決勝まで行ったのすごいね」「〇〇君、強かったよ」という会話も聞こえてきて大変微笑ましい。
解説の松尾先生も真摯に解説され、感想戦ではみんなで検討を行う貴重な時間を共有できて本当に良い経験になったと思う。子どもたちは符号詠唱で感想戦していてびびった(語彙力)。だいすきののちからやばい。
そしてプロ対局。
やはり騎士の和服は良い。特に糸谷先生の和服姿が好きなのでとても嬉しい。
対局の様子はぜひ下記にて確認してほしい。
個人的にはお二人の感想戦が大好きなので直に拝聴できて幸せだった。延々と聴いていたい。
封じ手も勝利者予想も当たって嬉しかった、抽選はかすりもしなかった、仕方なし。
最後は勝者である糸谷先生のお見送り。
憧れの棋士お見送りに参加できてとても嬉しい。聞こえなくては意味がないと距離感バグった馬鹿でかい「おめでとうございます」の声かけになってしまって先生を驚かせてしまったかもしれない……。
そんな盛りだくさんのイベントを全国各地で開催する労力がとてつもないものであることは明らかで、たくさんの人に将棋を通じての出会い、プロ対局を間近で観戦できる感動など将棋文化の定着に多大なる貢献をしている主催・JT様には頭が上がらない。イベント参加時は感謝と配慮を忘れず、温かい気持ちで参加し、できる限りTable mark製品を優先的に購入し活動の支援をしたい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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