観る将日記〜2023.4.23第8期叡王戦第2局大盤解説会〜
こんにちは、やなはらです。
なんだかんだ将棋イベントもそれなりに参加してるなぁと思う今日この頃。
100万人の菅井ファンの末端として見守ってきた大盤解説会の日記です。よろしければご覧ください。
菅井先生の和服を直に見たい
もう叡王挑戦権を獲得されたその瞬間から頭がそれでいっぱいだった。叡王戦は例年なら名古屋で2局開催されるのでどちらかは絶対に当たりたいという剥き出しの欲望で応募、当選、ガッツポーズ。
今年は行列対策か完全抽選で当日座席も決まるということでのんびり13時半ごろに受付。運良く4列目という過去一近い座席に。
スクリーンには対局室の映像が投影されている。大画面に和服の菅井先生、真剣な面差しは吸い込まれて目が離せなくなる迫力がある。そんな中、藤井叡王が離席され、菅井先生は脇のペコちゃんBOXをごそごそする。そしてまみれさんをぱく。午前中はABEMA中継を耳で聞いていただけだがまみれさんをぱくぱくしている様子が伺えたので相当気に入られたんだと思われる。先生の真剣な表情とおやつという束の間の緩和にこちらは少し心がほぐれる(後の解説会トークの中で分かったことだが、朝ごはんも菅井先生はいっぱい食べていたらしい、よく食べる、よきよきのよき)。
その後定刻となり、大盤解説が開始に。
解説の糸谷先生、聞き手の中澤先生が登場。
挨拶から軽い雑談を挟んだ後、初手から解説が開始。中飛車予想で予習をしてきたのに三間飛車の出だしで早々に予習が空振りしたことをぼやく糸谷先生、ご自身は指すのも指されるのも苦手という穴熊に組み上がるのを見て追いぼやきの糸谷先生、もう最初から面白い。
ちなみに見届け人アテンドの北浜先生(予想外に推しが近距離にいたことに対する興奮をこめた太字)いわく、菅井先生の穴熊は修復力が違うとのこと。順を追って糸谷先生が序盤から中盤にかけてのポイントを丁寧に解説してくれる。棋力のない自分にもどんな意味なのかがすーっと気持ちよく入ってくる。評価値なしで先生の純粋な解説を楽しめる大盤解説はとても贅沢で楽しい時間であることを再認識した。
トークを挟みつつ先の指し手を示していく先生方だが、中澤先生の身長的に一段目は手が届かず懸命に背を伸ばして対応していたのがとてもかわいかった。糸谷先生はその様子を見て一段目は率先して駒を動かしていたのも良かった。こういうやりとりも楽しみの一つである。なお愛知県内の解説会ではどうも同じ大盤が使われているらしく、県内の聞き手のお仕事では中澤先生は引き続きかわいい姿を見せてくれることであろう(ほっこり)
一旦休憩を挟み、立会人の福ちゃん先生と糸谷先生のダブル解説。藤井叡王がかなりの長考だったため、福ちゃん先生劇場、満を持して開幕。大盤解説で喋ったことはここだけの約束だぞ❤️とのことで詳細は伏せるが、山﨑先生が被弾したことだけは伝えたい(いつも心にみんな山ちゃん)。劇場開演中ずっと私は笑いっぱなしだった。こんなにずっと笑わせるなんてこれも唯一無二の技だなぁと感心する。
2回目の休憩後は佐藤会長と杉本師匠が解説の予定だったが、到着が遅れているとのことで一人で場を繋ぐ糸谷先生。大盤を行き来し解説される様はまるで大学の講義を聞いているかのような感覚になった。その後無事に会長と師匠が到着され、糸谷教授の講義は終了となった。会長と師匠の解説は福ちゃん劇場とは打って変わって盤面集中型だった、両スタイルが楽しめて大変お得な解説会である。持ち時間の少ない中藤井叡王が時間を投入する様子に両先生は驚き、形勢は先手に傾いているという見解であった。
最後の休憩後は糸谷先生と中澤先生が再登場し終局まで見守った。藤井叡王は1分将棋の中、指し手を懸命に探す様子が素人目に見ても伝わり、とてもつらそうに見えた。でも最後まで何かあればひっくり返すという力強さも感じた。菅井先生は口元におしぼりを当て最後のエネルギーチャージでまみれさんを投入していた。エネルギー大事という気持ちとそんなに気に入ったんだねという温度差でもう沼ズブである。
そして藤井叡王の投了。藤井叡王お疲れ様でした。菅井先生おめでとうございます。
程なくして会場へ両対局者が登場。
藤井叡王を拝見するのは1年ぶりだが、また立派なお兄さんになったなぁなんて完全に遠い親戚目線で見ていた。和服は完全に板についている。
菅井先生の和服は第1局の深い青の力強い色味からガラリと変わり新緑の爽やかな色で様々な姿を見せていただけて眼福である。和服が本当に似合う。直に拝見できて本当に幸せである。勝利を掴んでくれて最高。やなはら認定2023.4.23宇宙一かっこいい男である(どんどん大きくなる世界観)。引き続き奪取に向けて全力応援元気玉チャージフルパワーで頑張りまっす!!!
簡単なインタビューの後両対局者は退場され感想戦に戻り、最後に抽選会が開催。ひたすらにポスターくれポスターくれポスターくれという執念じみた念を送り続けなんと運良く当選。ポスターフレームは後日到着なので自宅に飾るまでが叡王戦としてもう少し余韻に浸りたいと思う。
末筆ながら大盤解説最高でした。両対局者、各関係者の皆様、お疲れ様でした。そしてたくさんの素敵な時間をありがとうございました。また運良く参加できたら全力で楽しみます!!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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