0379.電動工具を想う
わが家の塀からアルミ表札が外れたので、再接着するために塀の表面に貼ってある石材タイルの凹凸を削って平らにすることにした。方法は、使った経験はないけど資格を持っているディスクグラインダを選んだ。そして、12年前に買ったコードレスインパクトドライバと、蓄電池で互換性のあるコードレスディスクグラインダを購入した。
これらのコードレス電動工具について、知ったことを書き出してみた。
HiKOKI(旧 日立工機.) コードレス電動工具、蓄電池、充電器.
【コードレス電動工具.】
●インパクトドライバ FWH14DSL、 14.4ﾎﾞﾙﾄ 無段変速.
無負荷回転数（気温20℃ 満充電時）：0～2600回／分.
使用可能蓄電池：リチウムイオン電池 14.4ﾎﾞﾙﾄ（BSL14XXシリーズ.）
●ディスクグラインダ G14DSL2、 14.4ﾎﾞﾙﾄ 100mm.
無負荷回転数（気温20℃ 満充電時）：6800回／分.
使用可能蓄電池：リチウムイオン電池 14.4ﾎﾞﾙﾄ（BSL14XXシリーズ.）
インパクトドライバとディスクグラインダ両方使うと、インパクトドライバの回転が遅いなと感じる。ディスクグラインダはスライドスウィッチで電源 ON にすると瞬時最大スピードになり、その速度を変えることはできない。インパクトドライバはトリガーの絞りでスピードの緩急の調節ができる。使用目的の違いによるのだろうけれど、インパクトドライバを最大スピードにしても、ディスクグラインダのスピードには敵わない。
インパクトドライバは、インテリアでカタカタカタカタ…（調整音）。
ディスクグラインダは、エクステリアでガガガガガガガ…（破壊音）。
【蓄電池、充電器.】
●蓄電池 BSL1415（円筒密閉形リチウムイオン電池.）
電池電圧：14.4ﾎﾞﾙﾄ.
容 量：1.5ｱﾝﾍﾟｱｱﾜｰ.
使用可能充電器：UC36XXXシリーズ、UC18XXXシリーズ.
●蓄電池 BSL1460（円筒密閉形リチウムイオン電池.）
電池電圧：14.4ﾎﾞﾙﾄ.
容 量：6.0ｱﾝﾍﾟｱｱﾜｰ.
使用可能充電器：UC36XXXシリーズ、UC18XXXシリーズ.
●充電器 UC18YGSL.
入力電圧：100ﾎﾞﾙﾄ.
充電時間：BSL1450 約150分（いずれも気温20℃.）
BSL1440 約120分.
BSL1430 約 90分.
BSL1425 約 75分.
BSL1420 約 60分.
BSL1415 約 40分.
充電電圧：14.4ﾎﾞﾙﾄ～18ﾎﾞﾙﾄ.
充電電流：2.0ｱﾝﾍﾟｱ.
蓄電池は、12年前に買ったｲﾝﾊﾟｸﾄﾄﾞﾗｲﾊﾞｰに付属していた BSL1415 がふたつあり、つい最近 12月17日に購入した BSL1460 がひとつある。BSL1460 の値段は、18678円。性能の良い蓄電池だと3万円を超えるものさえある。
充電器 UC18YGSL は、蓄電池 BSL1415、BSL1460、どちらにも充電できる。しかし、BSL1415 のふたつは既に寿命なので、BSL1460 を使っていく。充電器 UC18YGSL の充電時間を見ると、BSL1450 から BSL1415 までの記載はあるが、BSL1460 の記載がない。だいたい 1ｱﾝﾍﾟｱ で約 30分なので、BSL1460 の充電時間は約 180分だろうと思う。3時間は長いな。
いまの塀の石材タイルを研削する仕事ならば、作業を終えたら BSL1460 の充電を開始して、満充電になったら充電器から外す。翌日ディスクグラインダに装着して使う。何分間駆動するかわからないけれど、たぶん、１日に BSL1460 ひとつで間に合う。ふたつ必要なほど重労働はしない。
BSL1460 はインパクトドライバにも使えるし、インパクトドライバはディスクグラインダほどに電力を消費しない。ディスクグラインダもインパクトドライバも、塀の石材タイルを研削する仕事以外に使う当てもないので、もうひとつ BSL1460 を買うこともしない。
そもそも、コードレスではなく、コードタイプの電動工具なら蓄電池で悩む必要が無い、電動工具本体の性能だけで比較できる。蓄電池も充電器も要らず、より安く買えたし、モノも少なくて済んだ。ところが、職人さんに借りた電動丸ノコで電源コードを切ってしまった経験があるので、コードレスを選んだ。使うのは自分の家でだけなのだから、コードタイプで充分だった。
とはいえ、そんなことであーでもなこーでもないと考えるのも楽しい。そして、思った通りなら嬉しいし、違っていたらガッカリする。
ちなみに、HiKOKI および日立工機を推しているわけではない。12年前、何も考えずに最初に買った電動工具が、たまたま日立工機だっただけで、それはマキタでもボッシュでも良かった。
柳 秀三