
0363.切断用は空回る
わが家の塀の石材タイルから、アルミ表札の接着が剥がれて取れてしまったので、自分で再接着することにした。そのためには、凹凸のある石材タイルの凸部を削って凹部に合わせて平らにする必要があると考えた。凹凸のあるところに接着剤で貼り付けたから、ずっと、剥がれやすい状態だったのだ、たぶん。
石材タイルを削るのにはディスクグラインダを使うことにして、モノタロウでコードレスのディスクグラインダを購入した。既に持っている日立工機(現HiKOKI)のコードレスインパクトドライバと、蓄電器が互換性のあるHiKOKIコードレスディスクグラインダ G14DSL2 NN を選んだ。
そして、HiKOKIコードレスディスクグラインダ G14DSL2 NN は 12月4日に届いた。充電器、蓄電器、ケースなどは無し。グラインダ本体と研磨用砥石とナットスパナと取扱説明書が付いてきた。

作業には、切断、研削、研磨の3工程があると、俺は思っている。なので、付属していた研磨用砥石のほかに、切断用砥石と研削用砥石が要る。そして、思ったよりも重いのでサイドハンドルも欲しい。砥石は外径 100ミリ で穴径が 15ミリ でなければならない。必要な切断用砥石と研削用砥石とサイドハンドルをモノタロウで購入して、その3点が今日届いた。

砥石の厚み
サイドハンドルを装着して、本体に付属していた研磨用砥石を装着してみることにした。

スイッチが OFF のあいだは心棒のスピンドルがニュートラル状態にある。砥石を装着するときに、ホイルナットをナットスパナで回して外して、砥石を装着してホイルナットをナットスパナで締めて留めるまでは、スピンドルが回転してしまわないようにロックピンを押し続ける必要がある。

ロックピンを押し続けるのはちょっと難しかったが、研磨用砥石の装着は上手くいった。スイッチを ON にすると砥石が回転し、OFF にすると回転が止まった。次に今回購入した切断用砥石に交換した。ところが、スイッチを ON にすると、スピンドルとホイールナットは回るが、砥石が回らない。スピンドルに砥石が固定されていないので、スピンドルとホイールナットが “空回り” するのだ。さらに研削用砥石に替えてみると、こんどは固定されてスイッチ ON で砥石も回った。
切断用砥石のときだけ “空回り” するのは、砥石の厚さのせいだろうか。
●研磨用砥石、3ミリ
●切断用砥石、2ミリ
●研削用砥石、6ミリ
砥石が 3ミリ よりも薄いと固定できないのかも知れない。しかし、取扱説明書に、装着する砥石の外径と穴径の記載はあっても、厚さの記載は無かった。

さらに、ネットでHiKOKIG14DSL2 の仕様を調べたが、砥石の最大厚さが 6ミリ となっているが、最小厚さの記載は無かった。

新たに、厚さ 3ミリ以上の切断用砥石を買わなければならないのだろうか。
切断用砥石だけは別
ともかく、取扱説明書をもっと良く読んだ。すると、「切断トイシ(別売部品)を使用するとき」の項があり、必ず別売部品のホイールガード切断トイシ用と、ホイルナット切断用を使用してくださいとの記述があった。

メーカーに電話で訊いてみると、G14DSL2 の場合、研磨砥石と研削砥石を使うときは、付属のホイルガードとホイルナットをお使いいただいて構いませんが、切断砥石を使うときのみ、切断用ホイルガードと切断用ホイルナットをお買い求めていただいてお使いくださいとのこと。
このとき、切断用砥石を固定できなかったのは、切断用ホイルナットではなかったからなのか、3ミリ 以上の砥石を使用していなかったからなのか、それも訊けば良かったのに、それは思い出せずに電話を切ってしまった。
ともかく、研磨砥石と研削砥石と違い、切断砥石を使うときは切断用ホイルガードと切断用ホイルナットが必要なわけで、その両方を購入して、それからもう一度切断砥石の装着を試してみよう。
柳 秀三