
0406.石材研削9日目
年が明けて初めて、12月24日以来の石材研削作業である。今日は、電動工具で石材研削を始めてから、初めて防音用に耳栓をしてみた。
このソフト耳栓を両手指でギュッとつまんで全体的に細くする。挿入する耳とは反対側の手を頭の後ろからまわして、耳を引っ張り上げて耳の穴を真っすぐにしてから耳栓を挿入する。反対側も同じようにして挿入する。耳栓は挿入後に元の太さに戻ろうとして耳穴に密着する。
外すときも簡単に抜けるし、形も元通りになって繰り返し使える。専用ケースに4個入っている。着けていると電動工具のつんざく音がほぼ聴こえなくて、安心して作業ができる。ホームセンターケーヨーデーツーで買った安価なものだが、いい仕事をしてくれたなと思う。
今日は、粉塵飛散防止のために研削箇所に水をかけてから作業を始めた。

水はすぐ乾いてしまい、結局粉塵は発生し飛散してしまう。もしかすると水のせいで砥石の摩耗も進んでしまうのかと思ったが、そこは確認できなかった。水をかけてから石材研削するというのは、メーカーにも推奨されなかったし、もうやらない。
ディスクグラインダの研削用ディスク砥石の摩耗が早いので、いままでの砥石よりも硬い砥石を買っておいた。いままでの砥石は硬度Mであり、今日の砥石は硬度Pである。砥石の硬度はアルファベットがZに近いほうが硬い砥石となる。今日はディスクグラインダよりもインパクトドライバでの研削が多かったのでディスク砥石はあまり減らなかったが、やはり硬度Pで硬かったから減らなかったのかもしれない。

今日は六角軸軸付き砥石を装着したインパクトドライバで、より多く研削した。ディスクグラインダで削り切れない狭い四隅を、インパクトドライバで研削した。ディスクグラインダに比べ効率は良くないが、外径の小さい六角軸砥石を当てて削った。

ディスクグラインダに慣れてしまうとインパクトドライバでの研削はもどかしいが、焦らないようにと自分に言い聞かせながら細かく削った。

前に使った外径32ミリ 粒度80 の円柱型六角軸軸付き砥石の研削効率が悪かったので、より砥粒の粗い粒度60の六角軸軸付き砥石の外径20ミリ 円柱形と外径21ミリ 円錐形を買っておいたので使った。粒度は数字が小さいほうが砥粒が粗く速やかに削れる。思った通り、粒度80 よりもよく削れた。そして、砥石もしっかり摩耗して驚くほど形が変わってしまった。

この高儀 EARTH MAN の粒度60 の石材用六角軸軸付き砥石、円柱形と円錐形を買い増ししておく。いま、アルミ表札を当てると浮いた状態である。四隅の削れていない部分のせいでピタッと付かないのだ。その四隅を粒度60 の石材用六角軸軸付き砥石を装着したインパクトドライバで削り平らにする。
本日、風が強く嫌になったけれど、思った通り “外径が小さく砥粒が粗い六角軸軸付き砥石” が、狭い四隅に有効なことを体感できたのが嬉しい。
柳 秀三