聴講生一年目の時間割
前回、”社会人が大学で勉強する”という選択肢がありますよ、と書きました。今回はその続きで、大学に通学していた昨年の一年間、私がどのような生活を送っていたか書きたいと思います。
前期の時間割
聴講生生活一年目の前期は、一言でいうと、戦争のような日々でした。どれだけ頑張っても時間が足りないし、体力的にはいっぱいいっぱい。でも、大きな喜びや手ごたえが感じられる。もしかすると、子育てってこんな状況なのかな、私も頑張ろう、と自分を励まし続けた半年間でした。
前期は授業を5コマ取っていましたが、実はその期間に書籍の執筆が思いっきり被っていて。取材を受けたり連載の記事を書いたり(これが普段のお仕事)に加えて、さらに書籍の原稿が上乗せされるので、通常の倍以上の仕事量、つまりは繁忙期だったのです。
アホな私はそれをすっかり忘れていて、勢い余って5コマも申し込んでしまいました。その時間割がこちらです。
オレンジ色の部分が授業で、黄色い矢印が仕事。通学の時間を入れると、仕事時間は半分ほどでした。大学では普段使わない脳みその領域をこれでもかと使うので、授業が終わるころにはぐったり。なので、朝のうちに原稿を1~2本書いて、慌てて(時にはタクシーで)授業に向かうというサイクルで生活していました。特に月曜と火曜は死に物狂いだったなぁ。
前期の半年間はあまりに目まぐるしくて、記憶がぼんやりしています。友達ともほぼ会えなくて、慢性的にヘトヘト。家庭や人間関係にも良くないのではと思い、後期は3コマに絞りました。
後期の時間割
後期の時間割がこちらです。通う日数は変わっていませんが、火曜日が2コマ減って授業が午後だけになり、仕事の時間がたっぷり取れるようになりました。日中は仕事で午後や夕方に大学少々、というルーティーンができたのも良かったです。
続けられるかは、時間帯と場所次第
私はこれまでトライ&エラーの連続で、様々なことに挫折してきました。大学通いが続いたのは、授業が自分が動きやすい時間帯だったのと、家から一時間以内、タクシーなどを使えば30分以内で通えたおかげでした。
ジムでも習い事でも大学でも、申し込むときは理想に燃えているので、色々なことをすっ飛ばして、「私、できる! やりたい!」と思います。でもね、いざ現実となると、”続けやすさ”が重要になってくる。だから、仕事の合間に1コマだけ受講するのか、がっつり勉強するのかでも変わってきますが、まずは自分の時間の配分を、”時間割”というかたちで可視化してみましょう。
次回は、この時間割づくりを4月開始の前期にやるのはなかなか大変ですよ、という話をしたいと思います。
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