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ギャンブルの小話⑥.大勝負を負けてしまうカラクリ。
SNSで見かける大金をギャンブルに注ぎ込む人について、あなたはどんな感想をいだくだろうか。
憧憬あるいは憐憫か。
テーマ6.大勝負を負けてしまうカラクリ。
冒頭の繰り返しになるが、数十万、数百万の単勝または複勝などを購入しているギャンブラーをあなたは目にしたことはあるだろうか。
そういうツイート(今ではポストというらしいが許してほしい。)のコメント欄にこんな掛け方で勝てるわけがないなどの揶揄が並んでいるが、それがなぜ勝てないのか視覚的に理解をすることが大事なのではないかと思い少し掘り下げてみることにした。
感覚的には1.1倍に掛けると百万かけて当たっても十万の勝ち。それはたしかに割りには合わないのかもしれないが、投資からしてみて、短期的な10%の伸び幅というのは、悪くないのかもしれない。うる覚えの知識で恐縮だが、投資の神様と言われるバフェット氏は年利20%?とかなんとか。
その10%というのがごりこりの1番人気でも勝率が半分弱で複勝率が8割くらいのものだろう。そうすると単勝なら2倍以上、複勝なら1.3倍以上ないと勝てないと言うのはイメージつくだろうか。全部が感覚的な話で統計学的な数字を持ち出しての反論は遠慮いただきたいところではある。
さて、ここであなたは大一番の勝負をするとしよう。側から見て笑ってるあなたが当事者として想像してみてほしい。
あなたのギャンブルする相手の想像はこうではないだろうか。
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さぁ、どうだろう。大きいものに対して一泡吹かせてやろうなんて意気込んだりはしてないだろうか。
ここで少し冷静になってほしい。
理屈というのはわかりやすくするには理解しやすい数にするのと相場が決まっているのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1696081921069-Y6jtzWPYv6.png)
ここで察しのいい人はなんとなく気づくかもしれないが、自分が戦っている相手が1人だったとしたら、掛け金はどうなるだろう。
掛けもシンプルにどっちがぶん殴り合いで勝つかでいい。相手は中肉中背の冴えない人だとして少し自分に部があると感じるかもしれない。
あなたは自分が勝つ方に百万円かけたとしよう、控除率は抜きとして、相手は自分が勝つ方に100円だけかけた。
そうすると、あなたはこのぶん殴り合いに一万回勝ちつづけなければ、一回でも相手に負ければ百万を持って行かれてしまう。
つまりはどんなに相手が弱くても大きい額をかけ続ける限り自らの破産と隣り合わせになっているのだ。目の前の小銭をかき集めることに躍起になってはいけない。
あなたは今なけなしの一万円で置かれた世界を一撃でひっくり返そうとしている。そんなときに0の数を一つ減らして、勝負の機を待つ側になっていただきたいと思う。これはかく言う自分自身に対しての言葉でもあるので、肝に銘ずることを約束しよう。
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