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ギャンブルの小話⑧.理詰めを追求することが悪手の一歩目。
さてさて、この記事を開いたあなたは、日々のギャンブルで理を追求する癖はなかろうか。そんな賢いあなたに届く記事になればと願う。
テーマ8.理詰めを追求することが悪手の一歩目。
このテーマを聞いて、何か言いたげな気持ちになってしまっているあなたは、おそらく普段仕事はできるし、人からの信頼も厚い人間なのではないだろうか。少なくとも自分ではどこかそう信じてやまない節がどこに持っている人なのではないだろうか。
一番人気とはどうやって作られているか、考えたことはあるだろうか。
昨今、いろんな予想スタイルが巷には溢れているのは、当の私ももちろん知っているつもりだ。AIとdeep learningの区別をもう少ししっかりしてほしいところではあるのは別の話だが。
ギャンブラー全員が夜通しいろんな情報をかき集めた集大成が一番人気なのだ。勝率が一番というデータが裏付けるように、なんだかんだで一番高いんだから、そのアプローチや再現性はある一定の信頼度は担保できているものだろう。
ここで一つ疑問に思ってほしい、なんでそれを買い続けて勝てんのだと、ここで立ちはだかるのは控除率の壁になるのだが、それはいつかの記事で触れているのでそちらを見読願いたい。
ここで脳はどう働くか、やっぱりこのデータは正しいんだ! そうなると次はこうなるはずだとすぐ規則やらを見つけてそこに落ち着こうとするのだ。狩猟自体からの人間の脳の動きは、ここに動物よくくるよ!などとまだ区別できるまで発達していない。
これはある意味、勝負事のアプローチとしては正しい。ルーレットなどのオッズが決まっている状態で台の傾向などを見極めるのは至極正しいと思うのだが、公営ギャンブルにおいては変動オッズであることを忘れてはいけない。
かの有名な「マーチンゲール法」というカジノでの手法はご存知だと思うがこれの大前提はオッズが変動しないというものだった。
定期的にこれを公営ギャンブルでオッズに対して分配して負けない方法として謳っている予想家も現れるのをみかけるが、これは自殺志願者のやることである。
つまり公営ギャンブルをやる上では。偶然を掬うことでしか勝てないのではないかと思う。まれに全通り買って予想外のものを拾えることがあるが、これは理詰めをしても買えないものに遭遇するからとことなのではと。
偶然でしか予想できないものを理詰めしていく楽しさはもちろん認める。しかし、偶然を拾う車券・馬券に実は勝ちのヒントがあるのではないかと考えてしまう。理詰めで決まるなら数独の方がきっと気持ちいい。
オッズの上積みはすべて吸い尽くされているので自分が寝ないで考えているようなことはオッズにすでに反映されてしまっているものであることは念頭におかねばならない。
「ギャンブルは失ってもいいお金でやる」、それは中堅ギャンブラーの諦めの金言なのかもしれない。
明日あなたにこれを読んで素晴らしい偶然が舞い込むことを私は願ってやまない。
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