朝ごはんの件
恐ろしいボリューム
イギリスで代表される料理を上げてみると「フィッシュアンドチップス」と「イングリッシュブレックファスト」が一番早く思い浮かべる。
正直、この二つ以外に数えるほどしかイギリスの伝統的料理で美味しい物はないだろうと思っている。
内容は「バターたっぷりのトースト、目玉焼き、ベーコン、ソーセージ、ハッシュドポテト、焼いたトマト、焼いたマッシュルーム、ベイクドビーンズ(イギリス料理の代表的なもの)」に場所によればブラック・プティング(豚の血にオーツ麦やハーブ、スパイス類と豚の脂肪分を混ぜ合わせたソーセージ)をプラスする。
これに紅茶かコーヒーを添えるのが定番である。
こちら、確かに美味しい。
シンプルとはいえ、様々な食べ物が一気に食べられる為に飽きる事はない。
だがそこには重大な落とし穴が潜んでいる。
ここでカロリーを見てよう。
こちらはイギリスの大手フランチャイズチェーンパブ「Wetherspoon」のフードメニューを抜粋したものだ。
例えば「Traditional Breakfast」、目玉焼き1個、ベーコン、ソーセージ、ベイクドビーンズ、ハッシュドポテト2つ、トースト一切れ。
807カロリーである
何が凄いのかと言うと、平均的な人間の一日の必要カロリーが約2000カロリーなのだ。
つまりこの一皿で必要カロリーの半分を消費してしまう。
イングリッシュブレックファストの地元別称は「Fry up(フライ・アップ)」、揚げ物ばかり。
そりゃお腹いっぱいになるわけだ。
ちなみにこのTraditional Breakfastにトッピング追加できる為、私は焼いたトマトをよく頼んでた。
また各朝食には「Free Refils」というドリンクドリンク飲み放題がついていた。Wetherspoonは唯一ドリンク飲み放題を提供しているお店である為、お財布に非常に優しい。
ちなみに私がイングリッシュブレックファストを頼む時は、朝食食べるのがしんどい、イギリス飯に絶望を感じるという憂鬱な時に必ず頼む。
職場がBaker Street Staionに近い為、近場の駅中にあるWetherspoonで朝食をとる。
ここがまた、内装が豪華かつとてつもなく広い。あとトイレが綺麗かつバーカウンターから遠い為、ほぼタダで利用できる事がメリット。
朝食は、このスタイル以外にアメリカ式(メープルシロップかけたパンケーキ)、アボカドオントーストなどのトースト乗せ 、エッグベネディクトなど様々なスタイルで提供されている。
また、ベジタリアンに考慮したベジタリアン様式もある。
熱気あふれる朝ごはん
普段はWetherspoonを利用しているが何度か、いわゆる「大衆向け定食屋」で食べたことある。
そこでは早朝から開店し、UKでよく見かける作業用ベストを着たおじさん方でごった返す、午後になると閉店してしまうような所だ。
私がEast Action というロンドンでは西側の地域に滞在していた際「Sunrise Cafe」というお店によく行っていた。
Wetherspoon よりもやや低価格で、二倍ぐらいのボリュームがボンと出てくる。
ロンドンで朝食でオススメなのが東側にある「E Pellicci」
実は食べたことない、食べようとした矢先に帰国してしまった。
ただ、Google mapでのスター数とレビュー数からすると高評価だなという事は分かる為、外れないだろう。
私が聞いた時には行列ができるほどの盛況だそうだ
自炊での朝ごはん
逆に自炊での朝食はどうだったか。
オートミールとバナナ、紅茶
大体これ一択だった。
オートミールは牛乳と砂糖またはハチミツを入れて温めると、感触はべちょべちょしているけど甘い「ポリッジ」の完成だ。
昔二番目に住んでいたフラットシェアの大家の旦那が、毎朝自分でポリッジを作っていた。
小さいミルクパンに二品ほど入れて煮詰めるだけで超簡単。
日本でポリッジを作ろうとオートミールを買ったものの、何故かUKのようにべちゃべちゃにならなかったので、未だに再現できないでいる。
ちなみに紅茶はWhittard Of Chelsea
低価格の割には美味しく濃厚な味がでる為、残念ながら日本では中々手に入らない&高いので、UKに行ったら必ず爆買いしている。