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北九州市長選、忘年会、ボクシング、従業員のブログから考察したボクシング屋の教育論。


上記の表紙の写真は、YANAGIHARAボクシングジムマネージャー兼、YANAGIHARAホールディングス(株)社長秘書の中野貴哉。

まだ22歳。中学を卒業し、当ジムでプロデビュー。無敗で引退。

高校卒業時、新日鐵に入るか、合格した消防士になるかと迷った挙
句、新日鐵に入社。

その後。
即ち昨年、我がYANAGIHARAホールディングス(株)に就職。
一年と4ヶ月が経つ。

大手の半官半民の会社から、うちの様なベンチャー企業に入った
動機は、将来起業したい、お金持ちになりたい、という事だった。

入社当初ミスが多かったのは、私と同じく、アスペルガーが理由だ
と思う。

アスペルガーというのは、多才な者に多い。
だからこそ、中野に言い続けた。

「お前は今、雑巾掛けの時期だ。ホームランを打とうとするな。
まずバッターボックスの入り方から覚えろ」。

「どんどん失敗しろ。自分がこうだと思う事はやれ!失敗と言うの
は、これをしたらダメだという事が分かった、という成功だ。」。

「お前の起こす失敗なんか大した問題じゃない。正しいと思いやっ
た結果がミスだったら、全部俺が片付ける」。

おおよそ、この3つを言い続けると、短期間で一気に人として成長した。

教育とは、教える者が教わる者から学ぶ事から始まる、と東洋哲学
では教える。
けだし名言であり、しみじみとそう感じる。

さて、来たる北九州市長選挙。
22歳の従業員に選挙に行け、などと言っても行かないし、また行
けと強制するものでもない。

仮に市長選で、一票差で決着が付いたなら「ほらお前が行けば、
その一票がものを言っただろ」と言えぬ事もないが、言っても
「誰が市長になっても一緒だ」と思うのが22歳の平均的な意見
だと思う。

ここで下記の、短いながらも素直な気持ちであろう、彼のブログ
を読んでほしい。
中野トレーナーのブログ

私は北九州全体の将来、市が活性化する為になるビジネスが多く、
経営者同士での打ち合わせが多い。

彼にはボクシングジムでの仕事や、事務処理等をさせる。
まず私の仕事は見せないし、よく知らないと思う。

しそれでも従業員は、若ければ若い程社長を観察するものである。
私もそうだった。

私は、北九州市長選の候補者に武内和久氏を推しているが、ある
日、武内候補が社のオフィスに来た時、中野をお客様のお茶汲み
で呼んでいた。

本日、YANAGIHARAボクシングジムのHPのブログで、彼なりに
その時の武内氏を見て、感じた思いをブログに書いていた。

読むと分かるが、特段22歳にして偉そうな事も、身の丈を超えた
事も書いていない。

「自分」という言葉は自由とか自在という「自」と、分限とか分を
わきまえる、という「分」から出来ている。

上記ブログは、彼が彼自身。
つまり、自分をよく分かった上での文章だと思う。

利他的という言葉を使う辺りは、仕事はボクシングのコーチだが
当社の理念の根幹を、よく認識していると思う。

読み返すと、何という事のない話に思えるかもしれない。

しかし、若いという事は、黒にも白にも染まる。

私は人前で話す事だけが、唯一苦手で、逃げ回っていた。
しかし最近そうは行かない立場となり、人前で話す事が多く
なった。。

上記忘年会の動画は、恥を晒して皆様にお見せする、私の無様
な挨拶シーンである。
我ながら、何故固い話になると、上手く話せないのかと思う。

そう言いつつ、55歳になっても前進はおさおさ怠らない。
22歳という若さは当然有利である。

素直な歳の分、仕事を見せずとも、背中を見せ物事を分からせる事
は出来る。

当ボクシングジムは、17時から18時迄の間、プロや体力会員は、
一切入ってはならない。

この時間は幼稚園、小学生のみの時間で、ボクシングの練習後、
10分程度の時間、道徳や礼儀、挨拶を教える。

22歳と小学生は、当たり前だが後者の方が先が長い。
そして、吸収も早い。

私らの様な、先生稼業を名乗る者は、常にインプットを忘れず
反省し、子供のお手本とならねば、物を教えてはならんと思う。

勿論、完璧な人間なんかいないのだから、せめて人として倫理
に悖る行為をせず、間違えたら正直に謝り、2度としない様に
改める事が当然である。

市長選と忘年会、ジムでの毎日を振り返り、そして本日、従業員の
ブログを読み、ふとそんな事を考えた。

大した事ではない内容かもしれぬ。
しかし、それが大人の在るべき道の、真理である事には違いない。

現役時代
YANAGIH

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